結局、「E電」という言葉は、一般人の間で、流通しないままに死語となった。
私が高校生の頃、それ以上に、公表はされたものの全く以て流通せずに、化石化した造語がある。
それは、「イチゴ達」である。
高校何年生かの時、新聞を開いていたら、文化欄に、どこかのお偉さんか知識人が書いた記事に、こういう旨の文言が掲載されていた。
「これから世間では、10代の少女達を『イチゴ達』と呼ぶ事にした。 理由は、10代の少女達は赤くて可愛い苺の様なフルーティーなイメージであるし、苺と15才を掛けたというのもある。 だが、15才に限らず、10代の少女達みなを、『イチゴ達』と称する。」ーーーと。
しかしーーー
以降、「キミ達、高校生? じゃあ、イチゴ達だね」と大人に声がけされた事も一度もなかったし、自分達でも、「私達はイチゴ達なんだからさぁ」等と話す同級生も一人たりともいなかった。
つまり、「イチゴ達」は、公表されただけで、そのまま死語の世界へまっしぐらだったのだ。
冒頭に記した様に、「E電」もそうだったが、造語というのは、おじさんやおじいさんのお偉さんや知識人が作成すると流通しない、というのはお決まりのパターンの様である。
生命を吹き込まれ、一般人の多くがこぞって使うに至る造語というのは、たいてい、テレビ、特にお笑い芸人さんが発した言葉が殆どだと感じている。
この記事へのコメント
mm
E電、聞いたことある程度。イチゴ達、今初めて聞きました^^
いわゆる流行りの言葉って、わたくしはあまり知らないようです。年末に相撲の番付表みたいに、言葉の流行度?が取りざたされますが、横綱級でも知らなかったりするわたくしです(ー。ー
我流麺童
Rchoose19
下手すると、未だに『国電』って言っちゃう人いますよね♪
自分も言いそうなので、
最近は路線の名前で言うようにしています。
『いちご世代』みたいな言葉は聞いたことがあります♪
流石に使ったことはございませんが・・・^^;
hana2024
コロンビア大学を舞台にした学生運動を描いた、映画「いちご白書」は見ました。
Take-Zee
国電が浸透していましたから”E電”はとても
受け付けられなかったです。
”いちご”、これはまったく知りませんでした (^_^)!
溺愛猫的女人
kazukun2626
造語は自然発生的に広まるのが
多いみたいですね
Boss365
「E電」ありました。「イチゴ達」は初耳でしたが「苺と15才を掛けた」はオヤジ的で厳しく?流行らせるのは無理な感じです。造語や言葉を流行らそうとする人達がいますが、ビジネスやお金等のニオイ?意図を感じる事が多々あります!?(=^・ェ・^=)
JUNKO
ミケシマ
この言葉ってあの人が言い出したんだ!っていうの、よくあります。
個人的にはまっちゃんの「ドヤ顔」は最高だと思ってます(≧艸≦)
フヂ
「イチゴ達」にいたっては、存在も
知りませんでした。「赤くて可愛い
苺の様なフルーティーなイメージ」
というのも、おじさんが言っているかと
思うとちょっと気持ち悪いです。
yoko-minato
10代の少女たちの事をそう呼ぼうという発想は
なんかいやらしささえ感じてしまいます。
E電という言葉はちょっぴり記憶にありますね。
ムサシママ
いちご達なんて呼ばれたらぞっとしますね
トモミ
リンさん
省エネルックもダサかったですね~
青い森のヨッチン
Z世代はあっという間に広がりましたが自分はいまだに正確に理解できいあせん。
newton
侘び助
sana
イチゴ達? 聞いたこ歳とないです。響きがすでにダサい‥「これから世間では」って、何を根拠に??
15歳だけならまだわかるけど~イチゴみたい、と言える子ばかりじゃないでしょう。十代全部じゃ広すぎるし。全部まとめて言えるって、どれだけ遠くから見てるのかなあ(笑)
英ちゃん
それに自分で言ったりしてないと忘れちゃうしね(;^ω^)
sara-papa
そもそも電車に今でも満足に乗れないので!^^;
イチゴ達と言う言葉よりイチゴちゃんと言っていた人がいたなぁ。
いまだったらセクハラ?
自分の中でのイチゴはどちらかと言うとイチゴ白書ですかね。
ゆうのすけ
”イチゴ達”って言葉があったんですね。^^;あまり気にしていなかったのか 今でも流行言葉や新語って使わないんですよね。
E電は ありましたよね。
今年も いろんな新語流行語が出ていることと思うんですが・・・
なんだか年々判らなくなってきているみたいな私です。^^;
ChatBleu
びっくりー。
mayu
わたし
携帯電話の最初かな?と。みなさんのコメントを読んで電車だったのですね、そういわれてみれば?というくらいの記憶でした
イチゴたち?おじさん発想だったらなんかいやらしく感じます。言った本人は、ムフフ、可愛いな、とか思ったのですかね
つぐみ
言葉も残っていくもの、消えていくもの、いろいろですね。
ごま大福@まろ
ただ10代がいちごって夢見すぎでは?って思います^^;
ヨッシーパパ
そらへい
発想がユニークで面白いですね。
そこから一般化した言葉がいくつもあると思います。
ライス
「E電」はセンスが無さすぎる(官僚的な)発想でしたね(汗)
「酷電」の方が合ってると思います(笑)
「イチゴ達」は全く知りませんでしたが、センス以前の問題ですね…
同じ発想でもショートケーキの日
(カレンダーの22日の上にイチゴ(15日))は
ナイスアイデアだと思ってます。
mau
なんとか世代っていうのもすっきりしない
Inatimy
kiyotan
流行り言葉は爆発的に流行れば流行るほど死語に
なるのは時間の問題。
猫の友 メルティー
さる1号
生まれた時から死んでた言葉だったのですねぇ
ぼんぼちぼちぼち
さっそくたくさんのコメントを、ありがとうございやす。
やはり、イチゴ達を聞いたことがあるかたは、ごくごくわずかでやしたね。あっしの予想通りでやした。
ぼんぼちだって、その新聞での記事以外にはどこからも聞いたことなく終わりやしたからね〜
イチゴって呼ぶ発想、いやらしさを感じると思ったの、あっしだけじゃなかったのでやすね!何人ものかたが同じに感じられたのでやすね!
そう、、、昔、「黄色いさくらんぼ」って歌がありやしたよね。なんか、あれと同じ、おじさん目線から見た、10代の女の子ってみんなこうにちがいない!っていうような、都合のいいイメージが込められてるような、、、
現実の10代の女の子って、様々でやすよね。
あっしなんて、とてもイチゴっぽいイメージじゃなかったし。
イチゴ達と呼びましょう!と公表したおじさん、まったく現実の10代の女の子を知らなくて、妄想ばかりが膨らんでるの、見え見えでやすね。
それに対して、その何年か後に、あっしらの世代は男女問わず「シラケ世代」と呼ばれるようになりやしたが、あれは的を射てると思いやすね。
学生運動で負けた後の世代で、国家に勝てるわけないじゃん、そんなの、やる前から解ってるじゃん、ってシラ〜ッとしてる世代。
ワンゼネレーション上の人と話しをすると、完全にそこで線引きができるな、と実感しやすね。
そしてシラケ世代という言葉は、今でも、あっしらの世代を指すときに使われてやすね。
E電は、国鉄からJR東日本になった時にいい愛称はないかと、考えられた結果なんでやすよね。
確か、Eには、イーストとか、4つくらい意味があるんでやすよね。
だけど、殆んど使う人なく廃れやしたね。
やはり造語として流行るには、多くの人が使いたくなるような感覚的に、いかにもそういう感じ!ってのが必要でやすよね。
ドヤ顔って、まっちゃんが作った言葉だったのでやすね!
さすが超人気お笑い芸人さん、巧いでやすよね〜
ドヤ顔、あっしもよく使いやすよ。
あと、今は巨乳という言葉に変わってしまったけど、巨泉さんが作ったボインという形容も、見事だなあと思いやしたね。
オノマトペから迫力や柔らかい質感や親近感を感じやす。
あっしは個人的には、巨乳よりボインのほうが、いい得てると思いやす。
ほんとに言葉は生き物、人気を得られないと、誰も使ってくれなくて、死語の世界へまっしぐらでやすね。
sakamono
「E電」という表示が看板にありましたが、今はもうないのかなぁ。
「イチゴ達」? そ、それはまったく分かりません^^;。
NO14Ruggerman
官主導で定着しなかった単語として思い出したのが「実年」です。
民間で定着しつつあった「熟年」に対抗すべく満を持して発表されたもののまったく一般に浸透せず消えました。
ぼんぼちぼちぼち
稀に近年まで、E電という表記が残ってる駅があるようでやすね。
あれほど大宣伝したのに、一般人には見向きもされずに終わりやしたね。
ぼんぼちぼちぼち
ああ、実年という言葉、少し聞いたことがある程度でやすね。
熟年に対抗して作られた言葉だったのでやすね!
そうでやすね、消えやしたね、実年。
熟年でいいじゃん、って思いやすね。
Enrique
「分割民営化してJR東日本になったから,それに相応しい愛称を!」なんて,そんなお上の都合で,民衆に自然に馴染んだものを無理やり変えようとしてダメな例ですね。むろん「イチゴ達」なぞは全く知りません。
テリー
ネット検索したら、意味が出てきましたが、あっという間に消えた造語なんですね。
ぼんぼちぼちぼち
E電、候補の中から投票した結果だったのでやすね。
あっしもJ電のほうが良かったな、と思いやすね。
いずれにしろ、オカミのやることって、いつもダサくてズレてやすよね。
一般人がこぞって、「E電」「E電」と呼ぶことを目論んだのでやしょうけど、国民はそんな単純な都合のいい駒じゃないでやすよね。
ぼんぼちぼちぼち
E電はまだ知ってる人が多少はおられる言葉でやすが、
イチゴ達に至っては、殆んどの人が、なにそれ?状態でやすよね。
あっしも、読んだ新聞で知ったきりで、一度たりとも世間で使われてるのに遭遇したことがありやせん。
だいたい意味の理由づけがいかにもオヤジくさくていやらしい。
kuwachan
ぼんぼちぼちぼち
へい、そういうかたが殆んどだと思いやす。
E電は、駅の表記にも使われてたようでやすし。
一方、イチゴ達は、一つも使われてるのを聞いたことがありやせん。
単なるおじさんのイメージ戦略で終わったようでやす。
ぷち
最初から無かったことにされてるかもしれないですね。
八犬伝
たしか、ちょうど「やまてせん」から「やまのてせん」へと読み方を変えた時と同じタイミングだと思います。E電はまったく流行らなかったですが。
イチゴ達というのは、初めて聞きました。
藤並 香衣
思い出せなけどいろいろな言葉が埋もれていったんだろうなぁ
せつこ
イチゴ達 E電 初めて聞いた言葉です。
私は、社会の流れを知らない井の中の蛙だったのかなぁ~
ぼんぼちぼちぼち
はは、、もはや、最初っからなかったも同然の化石語になってやすね。
あの頃は〜!みたいな特集のテレビ番組でも、まず取りあげられないこと必至でやすね。
ぼんぼちぼちぼち
「やまてせん」から「やまのてせん」に意図的に変えられたの、知らなかったでやす。
あっしはなんとなく、その時の気分で、どちらも使ってやした。
E電が、芽はだしたものの、芽の段階で枯れていったのに対して
イチゴ達は、芽すら出ずに朽ちていった感じでやす。
ぼんぼちぼちぼち
流行らそうとしても流行らずにそのまま死語になった言葉って、いっぱいあるでやしょうね。
とにもかくにも、オカミの企画は失敗しやすね。
ぼんぼちぼちぼち
いえいえ、この二つの言葉は、知らなくとも全く恥ずかしくないと思いやす。
特に、イチゴ達のほうは、知ってる人のほうが、きわめて稀でやす。
kiyo
「イチゴ達」なんて言葉は、初めて聞きました。
流行らなかったのでしょうね。
新造語は、星の数ほど、出てくるので、いっそ、「高輪ゲートウェイ」駅みたいに、どこかの臨時駅名にでもされれば、名前だけでも残ったのでしょうが。
やはり、流行らないモノは、流行らない証明かと。
ぼんぼちぼちぼち
そうでやすね、駅名になれば、否が応でもでも使ったり。表記したりしなければならないでやすもんね。
どこかのお偉さんが、「よし!これはいい!庶民に使わせよう!」と目論んだ造語も、人気を得なければ、誰も使わないんでやすよね。
一方、お笑い芸人さんの力っていうのはすごいでやすね!
いくつもの造語を世間に浸透させて。
世間からどれほど親しまれているかが、解りやすね。
ryang
E電て何のことだったのかなぁと
みなさんのコメント読んで初めて知りました
国鉄からJRになったのは知っていましたけど
その間にそのような言葉が出来ていたんですねー
いちごも初耳、やはり流行させようとしても
流行せず、自然発生的に変化していくものですね
ぼんぼちぼちぼち
へい、どちらも今となっては、完全に死語でやすね。
造語って、お偉さんが「流行らせよう!」と宣言したものが流行るわけではなく、世間的に人気のある芸能人のかたなどが使っていると、みなが使いだして、自然発生的に膨らんでゆくものでやすね。
yokomi
ぼんぼちぼちぼち
そうでやしたか。
そうでやすね、どちらも都市部の話題でやしたね。
Masaru
E電ありましたね~最近では《オレオレ詐欺》の防犯キャンペーンで特殊詐欺の呼び方を警察で募集して選ばれたのが《母さん助けて詐欺》コレも警察の偉い人がアンケート無視して勝手に選んだらしいですが絶対定着しないだろうって(笑)
ぼんぼちぼちぼち
お!お久しぶりでやす!
イチゴ達、あっしも高校生の時に東京新聞で読んだきりで、世間で使われてるのには、一度たりとも出逢ったことがありやせん。
母さん助けて詐欺、、、いやいや、オレオレ詐欺っていう造語がすでに出来てるんだから、それで世の中充分通用してるでやしょう。
お偉さんって、どの業界でもいつもズレてやすね。