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映画「オオカミの家」ーーー他に類を見ない圧倒的迫力の長編アートアニメーション

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すごい映画を観た!!
これ程、圧倒され 感動の海に浸ったのは、23年前、チェコのアートアニメーションの巨匠・ヤン・シュヴァンクマイエルの短編集を観て以来である。

その映画作品とはーーー
「オオカミの家」
監督・レオン&コシーニャ
国・チリ
製作年・2018年
手法・ペーパークラフトアニメーション、ドローイングアニメーション、オブジェクトアニメーション

シノプシスはーーー
チリ南部に実在した、ドイツ人移民の、表向きは幸せにあふれる理想郷であるコミューンが、実は、コミューンの長をキリストの次に崇め、長には絶対服従せねばならず、大人は奴隷さながらの強制労働、子供達は隔離され、長に性的虐待を受けていた、という、地獄の如きカルト教団であり、そこから、一人の少女が逃亡する所から話しは始まる。
少女は森の中に一軒の家を見つけ、そこに隠れるが、長が少女を探す声はいつまでもついてまわり、家の中に二匹の豚が出現し、少女は豚を人間に変え、三人で幸せに暮らそうとするも、彼女は、豚を自分の絶対的服従者にしてしまう、つまり、自分がコミューンで受けたのと同じ 負の連鎖を起こしてしまう。
豚達は少女に反逆し、少女を食べようとする。
するうち、家の中の食べ物は底をつき、飢えに苦しみ、少女は、哀しいかな、コミューンの長に助けを求め、コミューンに連れ戻されてしまうーーーというものである。

タイトルの「オオカミの家」のオオカミは、言わずもがなコミューンの長の事であり、森の中の家の少女の生活は、安堵、不安、楽しみ、苦しみ、勝利感、恐怖感が混在した 悪夢の様な、留まる事のない不安定な心理が、延々と続く。
それを、主に少女のモノローグを流し、全編80分近い尺を、前述の三種のアニメーション技法で以って、止まる事なく動かし続けるのである。

この作品で最も前に押し出したいのは、少女の不安定な内的心理であり、これが、以下の技術によって巧みに表現され、観る者を取り込んで離さない。

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先ず、ペーパークラフトアニメーション。
この手法で、少女や豚や人間に化身した豚が作られている訳だが、紙が出っ張ったり凹んでいたりと、一見すると、稚拙なペーパークラフトに見える。
しかし、この無骨さが、少女の不安定さを巧みに表わしているのである。
そして、ドローイングアニメーション。
床に直角に立てられた壁に粘度の低い絵の具でドローイングをすると、塗った先からダラダラと絵の具が垂れ流れてくる訳だが、これもあえて拭いはしていない。 何故なら、血の様に垂れ流れた絵の具が、少女の恐怖心を叫びの如く表す結果となっているのだから。

他に、見事だ!と唸った技法は、逆回しを何ヶ所も使っている所である。
しおれた花(実物の)が、みるみる生気を取り戻し、開いたり、描かれたドローイングが消えていったりと、この技法を用いる事によって、少女の行きつ戻りつする心理が、抽象的に表現されている。
逆回しという技法は効果的で、リーフェンシュタールの花火の映像や、最近だと、「EO」というロバが主役の映画の、水の流れにも使われている。

全アートアニメーション技法での長尺の作品は、不可能だと言われ続けてきた。
ヤン・シュヴァンクマイエルであっても、長尺の作品の場合、アニメーションは部分部分にしか使用していなかった。
だが、この二人の監督は、それをやり遂げてしまったのだから、アッパレである。
私も、長尺で全アートアニメーションは、製作時間の制約の理由から無理だと思っていた一人なので、そういう点でも、度肝を抜かれた。
「オオカミの家」は、構想から完成まで5年もかかったという。
監督が一人ではなく二人だったというのも、長尺成功の大きな理由になっていると察する。

現在、日本はセル系アニメーション大国である。
日本人で「アニメーション」と聞くと、セル系アニメーションを思い浮かべる向きが殆どであろう。
けれど、世界には、セル系以外のアニメーション技法も幾多存在し、それらのアニメーション技法によって、この映画の様な表現も可能だという現実を、一人でも多くの人に知っていただきたいものである。
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この記事へのコメント

  • Take-Zee

    おはようございます!
    いろいろ文化的生活をされてますね、映画は
    ずいぶん観てないです。
     急に寒くなって調子が狂いますね (^-^)!
    2023年10月10日 08:01
  • 扶侶夢

    アニメーションといって侮れません。児童向けのエンターティメントばかりではありませんよね。特にチェコやロシアなどは伝統的に素晴らしいものを生み出しています。私は子供の頃から海外のアニメーションで感動しっぱなしで育ちました。^^)
    いい作品のご紹介ありがとうございます。
    2023年10月10日 08:09
  • kazukun2626

    アニメの技法も色々あるんですね
    初めて聞く言葉だらけです(´;ω;`)
    2023年10月10日 09:17
  • kiyotan

    アニメーションの世界も深いんですね
    レベルの高い映画のようです。
    解説がとても巧みで観てみたいですね
    2023年10月10日 10:23
  • Rchoose19

    人形が動いたりするのもアニメーションなのですねぇ♪
    動く漫画がアニメだと思っておりました^^;
    あらすじは難しそうですが・・・・
    逆回しのウィ増を見てみたい気がします。
    2023年10月10日 12:38
  • リンさん

    怖そうな映画ですね。
    しかもペーパークラフトとは!
    観てみたいです。ネット配信やってくれないかな。
    2023年10月10日 13:23
  • sasanono

    圧制や虐待, 不条理を主題にした作品は、何故か
    ファンタジー要素が加味されることで
    恐怖, 不快感が倍増するような気がします...
    この作品もゾワゾワしそうです!
    2023年10月10日 16:12
  • わたし

    ペーパークラフトアニメーション
    昔見た事があります、ストーリーよりその動きに目が離せませんでした。
    これで何コマつかっているんだろう、と思わず考えてしまいました。最近のならもっとすごいんでしょうね、ストーリーも興味あり、です
    2023年10月10日 17:03
  • 美美

    アニメーションも技法、表現の違いでより物語にリアルさが増しすんでしょうね、
    2023年10月10日 18:02
  • なかちゃん

    オオカミの家、観る機会があれば是非観てみたいと思います ^^
    最近の日本のアニメーションは、いいのもあるけど残念過ぎるのもあって、あまり観る気が起きないこの頃です(^^;
    2023年10月10日 18:28
  • JUNKO

    そんな映画があるのですか。機会があったら見たいものです。
    2023年10月10日 19:38
  • Boss365

    こんにちは。
    YouTubeで予告編を観ましたが、凄い世界観・表現力ですね。
    観てみたいけど、脳裏に刻まれそうな感じ・・・
    全編80分を鑑賞出来るハートないかな!?(=^・ェ・^=)
    2023年10月10日 19:55
  • hana2023

    アニメーションにも様々な技法や、表現方法の違いがあり・・・観る側にゆだねる文化もあるようですが・・・それだけの長尺!
    作る側と、観る側と考えさせられます。
    2023年10月10日 20:16
  • そらへい

    私もアニメーションというとセル系だけと思ってましたが
    外国では一コマ一コマ撮るアニメーションが
    主流だと聞いたことがあります。
    2023年10月10日 20:19
  • フヂ

    表現方法の選択肢も色々あるのですね。
    実写じゃないのが、逆にインパクトがあります。
    2023年10月10日 23:42
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    この映画に興味を持ってくださって、ありがとうございやす。
    ほんとに大変レベルの高い作品でやす。
    今後、映像学校のテキストに使われるのは、必至でやしょう。

    この作品、最初は、映画を学んだ人と美術を学んだ人にしか解ってもらえない、と予測されていたそうでやす。
    でも、それが嬉しく裏切られ、日本でも、最初はイメージフォーラム一館だけの上映だったのが、連日満員で入れない人続出で、結果的に全国九十館の上映となりやした。
    監督のお二人も、「日本のたくさんのみなさんにも解っていただけて嬉しいです!」というコメントを送られてやす。
    九十館となると、映画を学んだ人美術を学んだ人だけではない人も多く観ているわけで、芸術後進国と言われてる日本で、このような映画が大ヒットしたことは、あっしもとても嬉しいでやす。

    そう、アニメーションって、セル系だけじゃないんでやすよ。
    他にも、クレイアニメーション、ピクシレーション、カットアウトアニメーション、スチルアニメーションなどなど様々ありやす。
    要は、コマ撮りで撮っていったものを総称してアニメーション技法と言うんでやす。

    だから、あっしは以前から、セル系以外のアニメーションを好きになってほしい、とか、観てほしいとか、そんな強引なことは言いやせんが、
    セル系以外にもアニメーションって色々あるんだよ、という事実は知ってほしいと思い続けてやした。
    例えば、野菜って、大根も人参もキャベツも白菜もほうれん草も小松菜もその他色々ありやすよね。
    セル系アニメーションは、その中の一つの野菜、例えば大根。
    野菜というものを大根しか知らないで、大根大好き!とか、最近の大根は美味しくないとか言うのと、世の中にはどんな野菜があるのか知ってて大根を語るのでは、違いやすよね。
    あっしは、そういう「現実」を、知ってほしいのでやす。

    あ、もしもこの映画の手法を具体的に観たいと思われるかたは、「オオカミの家」の予告編がネットで観られるので、ご覧になると、雰囲気がよく掴めると思いやす。

    そうでやすね、チェコとロシアって、アートアニメーション先進国でやすね。
    特にチェコは、歴史の中で、チェコ語を奪われ、人形劇の中だけではチェコ語を使っていい、という過去があるから、人形劇が発達し、それが現在のアートアニメーションの発達につながっているんでやすよね。

    仰るとおり、恐怖や悲しみといった負の感情って、ファンタジー的要素を込めて描くと、よりその感情が強められやすね。
    まさにこの作品は、そこを監督二人がよく解って意図的に作ってやすね。

    今は、じゅんぐりに地方で公開されている時だから、ネット配信になるとしたら、もう少し先になりやすね。
    2023年10月11日 08:49
  • 青い森のヨッチン

    日本人だと日本のアニメ=アニメーションという認識なのでクレイアニメとかは別物、もしくはセル画アニメよりも低く見ている傾向がありますよね
    自分としては芸術性を強く感じるのはセル画アニメよりも他のアニメ手法で作られたものの方が高く感じます。
    2023年10月11日 10:09
  • micky

    さすが、ぼんぼちさんの選択、ご紹介ありがとうございました。こういうストーリーは実際に役者が演じるより、ペーパークラフトの方が衝撃を和らげてくれますね。チェコの映画をみたことがないし、アニメ映画の先進国とは知りませんでした。機会があったら、ぜひ、見たいです。
    2023年10月11日 17:32
  • ぷち

    すごい。
    このブログの説明だけで引き込まれて見たいと思いました。
    2023年10月11日 18:42
  • たいちさん

    素晴らしい映画の感想文ですね。良く理解することが出来ました。
    2023年10月11日 22:09
  • mau

    3種類の手法を使った作品なんですね。
    組み合わせ方もいいんでしょうね
    2023年10月11日 22:28
  • 向日葵

    是非とも見てみたいものです。
    2023年10月12日 01:46
  • TBM

    気になっていた作品で、ようやく観てきました。
    強烈でした。
    2023年10月12日 06:39
  • sakamono

    一時期、こうしたアニメーションに凝って、よく見ていましたが、
    もうとんとごぶさたでした。物語もシビアで、おもしろそうですね。
    気の遠くなるような手間をかけて作られたのだろうとことに、
    感服します。
    2023年10月12日 06:56
  • カトリーヌ

    ゾワゾワしそうな内容をペーパークラフトアニメで
    表現されているから尚更心に刺さるものがある気がします。
    実写よりもある意味訴えかけてきそうですね。
    2023年10月12日 09:05
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    あっしの感想文をお褒めくださり、ありがとうございやす。
    ここまで心を突き動かされた映画に出逢ったのは23年ぶりだったので、
    ものすごくエネルギー込めて書きやした。

    すでに観て来られたかたも!
    圧巻の作品だつたでやしょ。
    あっしも、予告編観てかなり期待してたんでやすが、ここまで凄い出来の映画だとは、嬉しく予測を裏切られやした。
    これから観たいと思っておられるかた、是非ともご覧になってくだされ!
    今、全国をじゅんじ回っているところなので、お近くの街で上映される時に是非!

    そうでやすね、三種のアニメーションが巧く融合してやすね。
    実際に作られた部屋に、ドローイングアニメーションが描かれ、等身大のペーパークラフトアニメーションが作られているんでやす。
    オブジェクトアニメーションは、彼らが大きく影響を受けたチェコのヤンシュヴァンクマイエル的でやす。
    これらが、80分近い長さ、ずーっと動いているんでやすよ!
    もぅ、圧倒されっぱなしでやす!

    チェコがアートアニメーション先進国である理由は、一つ目のコメント返しに書きやしたが、ご興味おありなら、機会を見つけてご覧になってくだされ!
    あっしがダントツに好きなのは、又、この「オオカミの家」の監督二人も敬愛してらっしゃるのは、数多いらっしゃるチェコアニメーターの中でも、ヤンシュヴァンクマイエルというかたでやす。
    クレイアニメーション、オブジェクトアニメーションが特に得意なアニメーターでやす。

    そうでやすね、世の中には、「ぷっ!アートアニメーションなんて、、、」って、アートアニメーションそのものを馬鹿にする人っていやすね。
    人の価値観はそれぞれでいいので、アートアニメーションをきちっと何作品も観た上でそう判断されるならいいんでやすよ。
    だけど、アートアニメーションを一作すら観ないで否定したり馬鹿にしたりするのは、ちょっと違うんじゃないの?観てないものを何で否定できるの?って思いやすね。
    こっちよりこっちがいい!って断言するには、先ず、両方知ってからでないと、ね。
    2023年10月12日 09:39
  • ファルコ84

    アニメーション技法も色々ですね!
    ストーリーや絵・・・の技法によっては、
    作者や観る人の感情が入りやすいように思います。
    2023年10月12日 10:12
  • ムサシママ

    全てが難しすぎて理解に苦しんでいます
    物語の内容然り
    2023年10月12日 14:03
  • marimo

    アニメというと、宮崎駿作品が秀逸的な?
    刷り込まれたイメージがありますが、
    このアニメの説明を読んでいて、写真のようなアニメの世界だけが
    アニメではないんだなということと、
    表現方法はいくらでもあるんだな~ということです。
    ご紹介のアニメを観てみたくなりました。
    2023年10月12日 14:34
  • つぐみ

    アニメーションの知識もなくて、なので私のアンテナに引っかかることも少ないようであまりみる機会がありません。
    いろいろ知りたいし、みたいと思っていますがなかなかですね。
    2023年10月12日 21:03
  • werewolf

    かなり興味はひかれますが・・・おいらにはキツイ映画かも(^_^;)
    とりあえずタイトルを覚えておきます♪
    2023年10月12日 21:30
  • 風の友

    「オオカミの家」って初めて知りました。
    でも、その内容は、今でも生きていると思います。
    虐待を受けて育った子供は、大きくなって自分の子供を虐待する傾向が強いと言われていますね。
    悲しい現実です。
    闘います。
    2023年10月13日 01:23
  • ぼんぼちぼちぼち

    ファルコ84さん

    そうなんでやすよ、抽象画のほうが具象画よりも、ガツンと深く本能に訴えかけることも多々あるように、こういう技法のアニメーションでしか伝えられないことって、ありやすね。
    2023年10月13日 09:10
  • ぼんぼちぼちぼち

    ムサシママさん

    端的に言うとーーー
    現実にあった、一見バラダイスだけど実は地獄のようなカルト教団から、一人の少女が逃げ出し、一軒家を見つけて、そこで悪夢のような出来事に遭遇しやす。
    それを、紙細工や絵の具を壁に塗ってゆくという、アニメーション技法で、少女の心を表現した映画でやす。
    2023年10月13日 09:15
  • ぼんぼちぼちぼち

    marimoさん

    あっしがこの記事で伝えたかったことは、本映画の紹介のみならず、まさにそういうことなんでやすよ。
    解っていただけて、とっても嬉しいでやす。
    「オオカミの家」、今、全国を回っている最中なので、お近くの街で上映される折りには是非!
    想像をより遥かに超えた迫力でやす。
    2023年10月13日 09:20
  • ぼんぼちぼちぼち

    つぐみさん

    この記事を読んでいただいて、世の中には様々な手法のアニメーション、様々な表現があると知っていただけただけでも嬉しいでやす。
    2023年10月13日 09:23
  • ぼんぼちぼちぼち

    werewolfさん

    世の中には、こういうアニメーションもあるということを知っていただけただけでも、この記事を書いた甲斐があるというものでやす。
    人の好みは色々なので、知った上で観ない、というのもアリだと思いやす。
    2023年10月13日 09:26
  • ぼんぼちぼちぼち

    風の友さん

    そういう悲しい現実も、この映画の中には強くテーゼされてやす。
    子供の虐待で、子供の心理はどうなってしまうのか、二人の監督はほんとによく解っていらして、それを観客の本能に訴えかけるやり方で伝えてやす。
    2023年10月13日 09:29
  • MASARU

    『オオカミの家』数年前にネットで紹介記事を見てから見られる日を楽しみにしてました。
    噂に違わぬ凄さで、仰る通りちゃんと物語はあり形もある具象絵画のようでいてしかし実際には完全に凄まじい迄の抽象絵画で作り上げられた世界みたいな。
    こういう実験映画を見ると又、高円寺オービスを思い出してしまいます。
    2023年10月14日 22:57
  • ぼんぼちぼちぼち

    MASARUさん

    おお!ということは、映画完成直後から、情報を得ておられたのでやすね!早い!
    やっと日本でも公開となってくれやしたね。
    予想外の大ヒットだそうで、あっしもこういう方向性の映画がたくさんの人に受け入れられているのは、とても嬉しいでやす。
    表現方法、仰る通りでやすね!
    それにしても、物凄いアニメーションが作られたものでやすね。
    2023年10月15日 09:13
  • yokomi

    チェコには辛い過去も有ったのですね。アニメーションの技法は、私も遊んだパラパラ動画の進化したものだけかと思ったら、他にも技法が有るようで(^_^;)
    2023年10月19日 00:47
  • ぼんぼちぼちぼち

    yokomiさん

    アニメーションの根本的な原理は、仰る通り、パラパラマンガでやす。
    ただ、現実には、日本の多くのかたがたが思っていらっしゃるより、遥かに様々な素材を使ったアニメーションがある、ということでやすね。
    チェコは、ドイツとロシアの狭間で翻弄され続けてきた国でやすね。
    近年では、スターリン主義に取り込まれたりして。
    これを揶揄したアートアニメーションは、ヤンシュヴァンクマイエルが作ってやす。
    2023年10月19日 09:44