レモンスカッシュの思い出

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我が家は、家では殆ど食事をしない家庭だったので、私は子供の頃、ほぼ毎日、レストランか喫茶店に連れて行かれた。

小五の時の事だったーーー
私は喫茶店で、レモンスカッシュを初めて頼んだ。
すると、普段から、口の端をピクピクけいれんさせて、不機嫌な母親は、それに輪をかけて、ピクピクを激しくさせ、「このっ!親不孝モンがあっ!」「アタシに恥をかかせやがって!」「帰ったら、テメーを許さねーかんな!」と、私をののしった。
私は、一体全体、何が母親の逆鱗に触れたのか「???」のまま、レモンスカッシュを飲み干した。

家に着くなり母親は、「ごらぁ!レモンスカッシュなんか飲みやがって!! 周りの男の客やウエイターに『この娘は、妊娠してるから、酸っぱいもんが飲みたいんだ』って、誤解されたに違いあんめぇ! このっ!恥っさらしめがっ!! アタシは、妊娠してる娘と一緒にいる女だと思われたに違いねぇ!! 親不孝モンがあっ!!」と、ボッコボコに私を殴り、私は、冷たい廊下に記憶を失った。

母親にボコボコにされ、冷たい廊下に記憶を失うのは、毎日の事だったが、いつもは、「テストが100点じゃなかった!」とか、「ピアノの練習が5分足りなかった!」とか、「都営住宅に住んでる貧乏人の子と仲良くしてるそーじゃねーか!」とか、そういった理由だったが、その時からは、「レモンスカッシュを飲んだ」という新しい理由が加わった。

そして、私の記憶が薄れる頃には、「産みたくもねーのに、勝手に産まれてきやがって!!」という本音が必ず出るので、その前の言葉は、今思い返すと、そこにたどり着かせて、私を冷たい廊下に沈める為の理由づけだったと判断できるのだが。
だから、何をしようとしまいと、必ず一日一度は、私を冷たい廊下に沈めてウサを晴らす理由を、常に探していたと判断できるのだが。
当時の私は、母親の逆鱗に触れてボコボコにされる日がない事を祈りつつ、目の色を伺い、呼吸をするのにも怯えながら、生きていたのだ。

それにしても、小五の少女が、「レモンスカッシュを頼む→ふしだらな性行為をした→妊娠をしている→いやらしい」、こんな飛躍した理由を、よくも考えついたものだと、呆れ返る現在である。
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この記事へのコメント

  • 川鮎くん

    おはようございます。
    これでテーマの冷たい廊下の意味が分かったような気がします。
    2023年02月18日 06:52
  • リス太郎

    おはようございます。久しぶりに7時間の睡眠をとれて頭レモンスカッシュなリス太郎です。脳が妊娠してます。
    2023年02月18日 07:29
  • 扶侶夢

    そんな母親の夢見が悪くてうなされているところ見たことありますか?
    一体どんな世界観を持って生きていたんだろう?
    それにしても母親の発想を呆れ返って見れるようになったぼんぼちさんはトラウマを克服した証拠ですね(…って大の大人にいう事でもない失礼な言い方でゴメンなさい)
    2023年02月18日 09:40
  • kiyotan

    レモンスカッシュでそんな忌まわしい思い出が?
    信じられません 青春の味じゃないですか
    喫茶店でバイトした頃 レスカ一つ!ってアイコー一つ
    って厨房に言っていました。レスカが懐かしい私です。
    2023年02月18日 10:38
  • Boss365

    こんにちは。
    「レモンスカッシュを頼む」からの飛躍、想像もつかない展開でした。
    それに耐え抜いたぼんぼちさん、凄いです!?(=^・ェ・^=)
    2023年02月18日 11:56
  • Mosel

    なんという経験でしょうか。
    言葉を失うとはこのこと。「冷たい廊下」にはこんな意味があったとは。
    2023年02月18日 13:41
  • 猫の友 メルティー

    冷たい廊下、何故?どこか寂しさが感じられていました。
    ブログタイトルの由来が、明らかに???
    想像を絶する日々、過去は変えられませんが、充実した今を楽しみ、明るい未来を思い描いてくださいね。しかし、過去に戻れるなら、私にもぶん殴ってやりたい奴らはいます。
    2023年02月18日 13:44
  • drumusuko

    ぼんぼちさんの実母でしょうから、批判は避けたいと思いながらも、何という母親なんだろうと思うのは私だけでしょうか?感受性豊かな幼少期にこのようないじめにあって、大変でしたね~。現在は母親からの手も離れて、自由に生活されていると思います。これからの人生、健康で幸せに過ごされますよう、祈っております。
    2023年02月18日 14:09
  • 英ちゃん

    発想が凄過ぎるねΣ(゚ロ゚;)
    私もレモンスカッシュの思い出があります?
    20代の頃にチョッとだけ某グランドキャバレーでカウンターキッチンの仕事をしてたんだよね。
    そこで客に出すレモンスカッシュも作ってました。
    が、こういう所で出すソフトドリンクは薄くて飲めたもんじゃありませんでした(^_^;)
    客はどうせ酔っ払ってるから味なんか分かりゃあしないと言う鄭でした(;^ω^)
    2023年02月18日 14:20
  • mm

    こんにちは^^
    凄い飛躍ぅ~ レモンスカッシュから小五の子供が妊娠・・・
    2023年02月18日 14:41
  • kinkin

    とんでもなく飛躍しちゃってますね・・・
    どう言う思考回路なのでしょう、小5の子が何であの時代に
    あり得ないでしょにね。
    2023年02月18日 15:40
  • けせらんぱさらん

    もし 私の お袋(89歳)がレモンスカッシュを飲んでいたら
    妊娠してると思うのでしょうか(笑”
    それにしても どうして そんな人になってしまったんでしょう?
    2023年02月18日 15:52
  • ファルコ84

    小さい時に、ひどい目にあったんですね
    忘れようもないが忘れたいものです。
    私たちは、レモンのような ・・・ を、思い描きますが。
    随分違います。
    2023年02月18日 16:13
  • Take-Zee

    こんにちは!
    レモンと言うと高村光太郎さんの
    ”レモン哀歌”を思い出します!
    2023年02月18日 16:21
  • uchin

    こんにちは
    タイトルの冷たい廊下の意味合いが分かったように思います。
    酷い目に合われたのですね。
    私も良く家の前の電信柱にくくられました。原因は忘れました。
    近所のおばさんに助けて貰ったりお菓子を頂いたりした物です。
    2023年02月18日 16:53
  • yoko-minato

    レモンスカッシュ・・・おいしくてしゃれた飲み物ですよね。
    そんな哀しい思い出と共に記憶に残ってしまったのですね。
    母親でも子供の人権を奪う権利はありませんよね。
    2023年02月18日 17:19
  • ヨッシーパパ

    私が初めて飲んだのは、高校時代です。
    レスカと略して頼んでいました。
    サクランボの下手を器用に下で結ぶ友人がいました。
    結べるとキスが上手いって事、と自慢していました。
    2023年02月18日 18:42
  • 斗夢

    当ブログのタイトルが「冷たい廊下」。
    どういうことだろうと思っていましたが
    わかリました。
    2023年02月18日 18:48
  • KINYAN

    レモンスカッシュを知ったのは記憶にないのですが、高校生ぐらいだと思います。
    その頃は喫茶店で女の子が飲むものだと認識していました。
    その頃の自分は、そんな幼稚な考えでした。
    ぼんぼちぼちさんの話を知ると情けないです^^;
    2023年02月18日 18:49
  • フヂ

    突飛な想像に驚きを隠せません。
    ブログタイトルの由来なのでしょうか。
    レモンスカッシュってあまり飲む機会は
    なかったですが、不二家の缶のイメージです。
    2023年02月18日 20:24
  • hirometai

    ぼんぼちぼちぼち様
    冷たい廊下がわかりました。
    レモンスカッシュを始めて飲んだのは、新入学の頃にサークルに入って連れだって入った喫茶店で飲みました。すっぱくて口の中でキュッとする初めての味に大人になったと思いました。
    好きな飲み物です。
    2023年02月18日 20:29
  • ChatBleu

    ほんとうに、ぼんぼちさんのお母様のお話は、どれもこれも酷過ぎますね(:_;)
    2023年02月18日 20:42
  • そらへい

    レモンスカッシュと母親が
    冷たい廊下には繋がりにくいですね。
    2023年02月18日 20:52
  • りみこ

    なんでそういう話になっちゃうのでしょうかね
    毒母さん…迷惑な人でございますなぁ
    レモンスカッシュ、生搾りのレモンで作ったのとか本当に美味しくて
    大好きなのですが( ; ; )
    2023年02月18日 20:59
  • Rchoose19

    レモンスカッシュの思い出、それぞれですね!
    私も作っていた方側かな♪
    最近は会社の若い子の行動みてて
    『親の顔が見たい』と思うことが多々あります。
    それとは、全然違う親子関係もあるのだなぁ・・・・
    自分と母親の関係とも違うなぁと思います。
    2023年02月18日 21:15
  • sana

    レモンスカッシュ、10代のさわやかな思い出になりそうなお題ですが‥
    小学5年生の娘にそんな言いがかりをつけるとは。
    平気でそんなに迄したくなる、一体どんな親でしょう。
    毎日暴力をふるうだけで想像を絶しますが。
    誰かが止めてくれていたらと思います。
    よくぞ、生き延びられました。
    そして今、とても幸せになっておられるのが嬉しいです。
    2023年02月18日 21:53
  • mau

    どこかの病院で些細なミスで罰金とって看護師さん追い詰めたっていうニュースと重なりました。
    2023年02月18日 23:05
  • yokomi

    レモンスカッシュでしたか....(>_<) 私は普通の思い出ばかり。それにしてもお父様と「毒母」の落差が有り過ぎ(>_<) 発想・連想が信じられませんが、立場が異なっていたらお目にかかってみたかったです。
    2023年02月18日 23:36
  • エンジェル

    ぼんぼちさんは小学生の頃から理不尽な事をされていたんですね(涙)
    そんな逆境を乗り越えられて今はお幸せな日々を送られて本当に良かったです。
    2023年02月18日 23:57
  • 猫毬

    レスカ派が自分だけじゃなくって少しだけ…
    ホッとしてしまいました(;^ω^)ベツニイイノニネw
    2023年02月19日 00:25
  • Ja-Kou66

    なんじゃーそりゃぁぁ・・・な理由ですね。
    ある意味発想力の天才・・・。
    妊婦専用ドリンクだったのか・・・炭酸きつそうだけど(^_^;
    思うのは勝手ですが、巻き込まれたらほんと大変ですね。
    「冷たい廊下」のタイトルの意味がちょっと分かった気がします・・・。
    2023年02月19日 02:22
  • なかちゃん

    レモンスカッシュ=妊娠なんて、出鱈目な脳みそ構造ですね。
    ボク自身は酸っぱいものがまるでダメなのてすが、レモンスカッシュくらいなら大丈夫かな?積極的には飲みませんが(^^;
    2023年02月19日 07:59
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    さっそくたくさんのコメント、中でも、温かなお言葉くださったかたがた、ありがとうございやす。
    ぼんぼち、今現在は、すっかり過去のトラウマを克服でき、幸せいっぱいに生きてやす!

    毒母にまともな理屈は通用しなかったでやすね。
    正論を言おうものなら、「おめーを産んでくれた親に口答えするのかっ!この親不孝モンがあっ!」とまたボコボコになぐられるし
    父親に対しても、「アタシは洋酒の匂いが大嫌いだから、家では一切、酒飲むなっ!」と飲ませないでおいて、
    自分では、ビールをケースで取って、毎晩何本も飲んだり、スナックやバーに行ってジンフィズを頼んだりしてやした。
    ビールもジンも洋酒なのに。

    寝ててうなされて、、、似たようなことはしょっちゅうありやしたね。
    うんうんうなされるどころか、寝てて突然、ギャーッ!って叫ぶんでやすよ。
    それで、隣室で寝てるあっしも目が覚めちゃうんでやすが、
    ギャーッ!の後、そうとうイライラして、そのイライラを発散させるために、何をするかというと、あっしの部屋荒らしを始めるんでやす。
    引き出しの中から、あっしが大切に書いた詩やエッセイを見つけ出して「こんなくだらねーモン、書きやがって!」とビリビリに破ったり、
    お気に入りレースのハンカチを見つけ出して「どうせ、男の目を意識して、こんないやらしいモン買ったんだろー!」と、捨ててしまったり。
    これも、小学高学年の話しでやす。

    毒母の兄弟の話しによると、毒母は八人兄弟の末っ子で、何でも特別にしてもらって、わがまま放題に育ったそうで、それがそのまま大人になったようでやす。
    実家を出る時も、高校時代、不良女学生で、卒業と同時に家出したそうでやす。

    あっしが何故、子供の頃に、このような虐待に耐えられたかというと、
    他の家の母親も、多かれ少なかれ同じようなことしてると、漠然と思ってたからでやす。
    子供の頃って、何が普通とか、一般的とか、解らないから。
    だから、頭のどこかで毒母は間違ってると思いながらも、産まれちゃってごめんなさい、って思ってやしたね。
    そう、他の家の子もみんな、産みたくないのに産まれてきちゃった子なのだと、これも漠然と思ってやした。

    uchinさんも、親に虐待受けたお一人なのでやすね。
    虐待って、昔からあったんでやすよね。
    お互いに、辛い子供時代を送ってしまいやしたね。
    2023年02月19日 10:18
  • kousaku

    私は喫茶店を遣って居りましたからレモンスカッシュに関しては爽やかなイメージしかないですね。
    2023年02月19日 10:45
  • ロートレー

    胸が苦しくなりました
    見慣れた「冷たい廊下」が ぼんぼちぼちぼちさん の 悲しい記憶の場所
    だったなんて
    私の家は貧しかったけれど、良い母親に当たりました。
    少し認知症気味の104才の母親にもっと親切にしなければと改めて思いやした・・・・
    2023年02月19日 10:47
  • kou

    「冷たい廊下」の意味が分かりました。
    私は思い出したくないことがたくさんありますが、ぼんぼちさんは強い人だと思います。
    2023年02月19日 11:21
  • meganesaru707

    ここまでお聞かせいただくと、 ぼんぼちぼちぼち さんが、その後どのように人を愛し、愛されてこられたのか気になります。私は、厄介で歪んだ大人になったので、恋愛もそれなりに大変でした。
    2023年02月19日 11:58
  • 横 濱男

    レスカ、美味しかったですね。
    この頃のドリンクって、レスカしか記憶なし。。(;゚ロ゚)
    ボンボチさんには、辛い思い出でだったんですね。。
    2023年02月19日 12:31
  • caterham_7

    レスカは喫茶店では飲まなかったけど、黒い缶に黄色い水玉模様の物を時々飲んでいたなー?!クリームソーダは合成着色料の塊だからやめておきなさいと言われました・・・
    2023年02月19日 16:03
  • ムサシママ

    冷たい廊下の奥深い意味が初めて分かりました
    普通の家庭に育った者としては想像を絶する親子関係に
    言葉が見つかりません
    以前から少しは理解をしていましたが・・・。
    2023年02月19日 16:04
  • 拳客

    親と生まれる環境は選べませんからね・・・耳障りの良い道徳観念を植え付ける輩は得てして、良い環境に生まれてるんだろうな・・
    2023年02月19日 16:33
  • たいちさん

    「レスカ」で物凄い家庭内暴力があったのですね。
    2023年02月19日 17:07
  • ぷち

    お母さまの想像が異常ですね。怖すぎます。辛すぎます。
    2023年02月19日 18:06
  • 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

    言葉に出来ないほど重いお話ですね。

    そうした境遇の中に育って、今はアートや演劇に明るく励む ぼんぼちぼちぼちさんの姿、立派だなと思いした。

    一度だけの人生、やはり謳歌しなければね!!
    2023年02月19日 20:59
  • もぐ

    お母様がなんと言われようと、
    私は、ぼんぼちぼちぼちさんが産まれてきてくださった事、
    だからこそこのブログを通して、ぼんぼちぼちぼちさんの文章を読めて写真を見られる事がほんとうに嬉しいです。
    2023年02月19日 22:21
  • Ten

    ぼんぼちぼちぼちさんは強い人ですね。
    その経験が他の方々を元気付けていると思います。
    ぼんぼちぼちぼちさんの心も春のような暖かい日差しで満たされますように。
    2023年02月19日 23:26
  • gardenwalker

    こんばんは
    そんな時代があったんですね
    妊娠すると酸っぱいものを欲しがるっていいましたねー
    高校生の頃、喫茶店でレモンスカッシュを頼んで
    少し大人になった気がしました
    2023年02月19日 23:37
  • Inatimy

    発想と展開に唖然としてしまいました・・・。
    今を幸せに生きてらっしゃると伺って、本当に嬉しく思います♪
    2023年02月20日 07:04
  • もーもー

    本当に 辛い記憶が消える事の無い・・ここで話して
    少しでも楽になれば・・と思いますが・・
    今なら  警察に駆け込みたい・・でも  親は親・・・
    切ない心の傷は 癒される事はないけども・・
    今を  1日1日を 大切に・・今を楽しもう
    2023年02月20日 09:00
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    コメントありがとうございやす。
    中でも、温かいお言葉をくださったかたがた、とても嬉しく思いやす。
    ほんとうにありがとうございやす。

    そう、子供は親を選べやせんからねー。
    運悪く、最悪な母親にあたってしまったものでやす。
    毒母がこういう人間であったこと、昔は、身内の恥は自分の恥的な考えもあったので、隠してた時期もあったのでやすが、
    大きな二つの理由あって、こうしてしばしばブログで発信することにしやした。

    先ず一つ目は、こうして過去の辛かったこと、自分はどんな仕打ちを理不尽に受けたかを暴露することで、心に溜まってた膿を絞り出せるような、自分が軽くなれることに気づいたからでやす。
    毒母というカテゴリーも作って、その中で、こんなこともされた、あんなこともされた、と書きつづるうちに、膿は完全に絞り出せ、今ではすっきり!でやす。
    もちろん、毒母への恨みの気持ちが消えたり、許せたりしたわけではないでやすけどね。

    二つ目は、世の中に少なからずいる親に虐待を受けた(受けている)人達が、あっしがこのような吐露をすることで、世間が解ってくれて、虐待が減って、結果的にゼロになってほしい!という願望があるからでやす。
    今はニュースで、毎日のように、実親が子供を虐待した事件が流れてやすが、世間の多くの人は、そういう現実があることは知っても、つまり結果だけは知らされても、その親がどういう心理構造で、子供はどんなふうに精神的に追い詰められていったのか、過程は解らないと思うんでやすよね。
    なので、あっしがブログを通してしばしば虐待された話しを書くことによって、その過程や心理を理解して、親になるのに向かない人間は産んではいけないんだ、ということまで、考えを到達させていただきたいんでやすね。
    いまだに「母性本能」なんていう、苔の生えた幻想論を発する人がいやすが、人間なんて、あらゆる方向で、とうに本能が壊れた動物なのでやすから、そんな幻想をかたくなに信じている人がいるとしたら、
    この数多くの虐待の現実はどう説明するんだ?!と、詰め寄りたいでやす。

    そうでやすね、親にどういう育てられかたをしたかで、大人になってからの、恋愛観、結婚観って、大きく影響を及ぼしていることに気づかされやすね。
    あっしは、恋愛はできやすが、愛し方がとても薄いでやすね。
    例えば、目の形と髪型と肌色の白さが好き、だとしたら、ただそれだけが好き。
    それ以上の好きにはならないでやすね。
    好きじゃないパーツは好きじゃないままだし、ましてや、精神面までまるっと好きになることなんて、あり得ないでやす。
    異性の精神面に惚れたことってないでやすね。
    情が湧くって感覚もさっぱり解らないし。

    結婚は、相手が熱烈にあっしを好きになって、結婚したいというから結婚したことは、二度ありやすけど、二度とも結局、別れてしまいやしたね。
    あっしには、「家族」という関係が保てないでやす。
    うっとうしい、もっと一人でいる時間が欲しい、って思ってしまう。
    結婚した二人は、なにもかも全然違うタイプだったんでやすが、
    二度目のダンナと離婚した時点で、ああ、自分って、結婚には向かない人間なんだな、ってことが、よく解りやした。
    2023年02月20日 09:04
  • hana2023

    レモンスカッシュを頼む→妊娠をしている→いやらしい・・・なんという、ある意味特殊な発想です事‼
    そのパワーを別の方面へ向けたら、ぼんぼちさんがこれ程ひどい目にあう事もなく、違う生き方もあったというのに!
    経済的には満たされても、気持ちが休まることのない人生。トンダとばっちりを受けたものと想像されました。
    2023年02月20日 12:51
  • marimo

    ブログタイトルの「冷たい廊下」の意味が一気に腑に落ちた記事です。
    お母様の数々の我が子に対するロジックは、
    私の想像をはるかに超えていて、びっくり仰天としか
    形容が見つからないです。
    私もまぁまぁ親の暴言のもとで青春時代を過ごして来たと
    思っていましたが、その比ではないです。
    お母様の呪縛から解放されて今をはつらつと生きていらしゃる♪
    ただただリスペクトでございます。
    2023年02月20日 19:23
  • naonao

    ブログタイトル「冷たい廊下」の意味が分かりました。ぼんぼちさんにとってレモンスカッシュは
    辛い思い出ですね‥‥(TT)
    お母様の発想がぶっ飛びすぎていて
    挙句の果て子供に暴力をふるうなんて!
    酷すぎます٩(๑`^´๑)۶
    2023年02月20日 21:05
  • リンさん

    小5の娘に言うことではないですよね。
    いつもながら、なんて理不尽な。
    冷たい廊下って、そこから来ているんですか。
    今が幸せで本当に良かった。
    2023年02月20日 23:03
  • JUNJUN

    レモンスカッシュの思い出って、昭和レトロな喫茶店の甘い思い出かと思ったら・・・。
    まさかレモンスカッシュにそんな壮絶な記憶があったとは・・・。
    小5の娘が、妊娠が疑われるって発想が???ですが、何か怒りたい口実を見つけて怒る人っていますよね。
    お察しします。
    それらの過去を乗り越えてこられたことに、改めて敬意を表します。
    2023年02月21日 01:46
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    温かなお言葉を、ありがとうございやす。
    今現在は幸せいっぱいで、毎日、好きなことをやりまくっているぼんぼち、毒母とこのとは、完全に過去のものとなってくれやした。

    そう、ほんと、とんだとばっちりの毎日でやしたね。
    毎日一度は、憂さ晴らしのためにあっしをボコボコになぐりたくてしようがなくて、その理由付けって、他者からしたら、そんなのどう考えたっておかしいでしょ、っていうのを、真剣な顔して吐いてやしたからね。
    毒母にとっての、「ぼんぼち、いいね」っていうのは絶対になかったんでやす。
    例えば、お客さんが来た時に、子供らしい口調で挨拶したら、「テメーは、正しい敬語も使えねーのかっ!」って理由でボコボコにされて
    次にお客さんが来た時に、正しい敬語で対応したら、「テメーは、天真爛漫な子供らしさがねーっ!」と言ってまたボコボコにされる。
    何をやっても何を言っても否定して、ボコボコにする理由にしてたんでやす。

    仰るとおり、毒母になにか、いいストレスの発散法とか趣味とかあったら、そこでイライラが解消できて、あっしに矛先は向かわなかったでやしょうね。
    でも、そういう方向に自分を持って行こう、という意志がみぢんもなかったようでやした。
    友達も一人もいなかったし。
    よく道で、主婦同士が楽しげにおしゃべりしているのを横目で見ては、「くだらねーことばっかりしゃべりやがって!アタシはあんなバカな主婦じゃねーっ!」って。
    これも今思い返すと、悔し紛れの歯噛みでやすね。

    まあ、早く死んでくれて、おかげであっしは、自分の人生を始めることが出来て、ほんとに良かったでやす。
    死んでくれたときばかりは、無宗教者のあっしも、「神様って、いてくれたんだ!」って、光に包まれたような気持ちになりやしたね。
    2023年02月21日 09:00
  • わたし

    想像もつかない展開でした
    よく家をとびださずに、まっとうに生きてこられたと感心しています。
    わたしなら家出しちゃったな
    2023年02月21日 22:38
  • ぼんぼちぼちぼち

    わたしさん

    家を飛び出さなかったのは、多かれ少なかれどこの家庭もうちみたいなものだ、と思ってたからなんでやす。
    子供って、まだ世間を俯瞰して見られやせんから。
    他の虐待されている子供達の多くも、そう思ってると思いやす。
    そこが、虐待が他人様に発覚しにくい理由の一つでもあるんでやす。
    2023年02月22日 09:11
  • One-for-you

    年齢不詳な貴殿、、、ワタシお世代は、レスカ。、、なんて
    すかしてました、よ nw
    2023年02月27日 22:21
  • ぼんぼちぼちぼち

    Oneさん

    レスカ、ツウのかたはそう呼ばれてやしたね!
    元々は従業員さん同士で使われてた言葉なのでやしょうね。
    2023年03月05日 10:25