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母親が弟を見殺しにしようとした一件

私が18才の時、父と母は離婚し、父は複数人囲っていた愛人さんの一人を本妻にした。
母が言うには、以降 父からは一銭も金をもらわないから という理由で、私に 画家をやって月々100万稼いで生活費として入れろ!と要求をしてきた。 それが当たり前の親孝行だ----と。
虐待されて育った私は疑問を感じながらも、とても月100万は稼げなかったが、画家になり 眠る時間も食べる時間も削って 母に渡せるかぎり金を渡し続けていた。

ところが、私が26才になった時、母は父から サラリーマンの人が稼ぐくらいの金額のお金を月々送ってもらっていたことが判明した。 のみならず、父は私にもまとまったお金をくれており、それを母は私に秘密でがめていたことも判った。
それで私は、自分がやっていることがあまりにも馬鹿馬鹿しいとハッキリと認識し、画家の仕事を大幅に減らし、稼いだ金は、その間行きたくてもがまんして行かなかった 原宿やライヴハウスやカフェバーに行き 遊び使うことにした。
もうこれからは、母親に殴られたら殴り返してやろう! 金をうばわれたらうばい返してやろう! 父が私にくれた金も全額取り戻してやろう!  そして、画家の仕事にキリがついたところで画家を辞め、家を出て一人でアパート住まいをしよう! と決意した。

すると母は、私を隣町のソープに、「18才過ぎた娘がいるから買い取ってくれ」と交渉に行ったらしいが、そんな阿呆な交渉はソープの店員が相手にする筈もなく、家に帰ってさんざん癇癪を起し、今度は「月々100万稼いでアタシを左団扇させろ! それが当たり前の親孝行だ!」の矛先を 私の4才年下の弟に向けた。

弟はその時、大学生だった。
行きたくて行きたくて二浪までしてやっと入った 語学の大学だった。
弟は私のようには虐待されずに育ったからか 母親のことが大好きで、小さい頃からいつも必死に 母親のご機嫌取りをしていたので、月々100万稼いで母に渡す ということに挑戦し、なんと!それをやってのけたのだった。
塾の講師と道路工事とホストのバイトを掛け持ちでやって。
大学のほうは、授業に出る時間も授業料を払う余裕もなくなり 辞めてしまった。
毎日 朝早く家を出、夜更けに帰ったり あるいは一晩中帰らないこともしばしばになり、私は全く弟の顔を見なくなった。
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そんなさなか----
私は画家を辞めるタイミングが掴めたので辞め、父からの金の一部を元手に アパートで一人住まいを始めた。
それを知った父は、私に月々 生活費を送ってくれることになった。
母は、父が直接 私の口座に振り込むのを許さず、一旦 母に送り、自分が私のアパートに現金で持って行く と言い張りゆずらないので そうすることとなった。
再び私に対し なんだかんだ言いたい為にその方法をとったのは見え見えだった。

月々、母は、父からの金を持って 私の住むアパートにやってきた。
予想外に おとなしく金を渡し おとなしく帰って行った。
それが何カ月かくり返されたある月、やってきた母はこう言った。
「おめぇ、しばらくアタシをここに泊めておくれよ。 ○○(弟の名)は、バイトも全部やめちまって 金も入れなくなって、体重が38キロになっちまったんだよ。(身長は176センチもある) 家から出られる体力もなくなっちまったんだよ。 それでアタシに三度三度 手料理を作れって言うようになっちまったんだよ。 アタシの手料理じゃないと食わないんだよ。 作らないでいると、アタシを殴ったり包丁向けて脅して『作れ!』って言うんだよ。 アタシゃ 料理なんか作るの嫌なんだよ。あの子の面倒見るのなんか嫌なんだよ。 よぅ、おめぇ、何週間か ここに泊めておくれよ。 そしたらあの子はそのまま飢え死にするから。 現金も貯金通帳も全部持ってきてて 家には一銭も置かないで来たんだから」
それまで 私には向けたことのない猫撫で声を出した。
弟はどうやら、張りつめていた糸が プツン!と切れてしまったらしかった。
心身共に限界に達し、心の奥底にあった願望が噴出したらしかった。

母は、私達一家が福岡に住んでいた頃は、近所に レストランも食堂もファーストフード店もなく 私も小さかったので、嫌々ながらも家で母が作るしかなく 作っていた。
しかし、国立に越してきてからは、レストランも蕎麦屋も中華屋もマックもケンタも弁当屋もあったので、全くと言っていいほど 料理を作らなくなった。
家で作る時は、母の命令で小学生の私が作ったり、家族各々が 紀ノ国屋のステーキを焼くくらいだった。
私は福岡の記憶は充分にあり、母の作る料理がどれほどいいかげんで手抜きで不味いか解かっていたので もう母の手料理はこりごりだと思っていたが、弟は幼すぎて福岡の記憶が殆どなく、つまり 母の手料理の味を知らずに育ったので それを強く欲したらしかった。

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私が思わず、「飢え死にさせるなんて ○○(弟の名)がかわいそうだ!!」と叫ぶと、母は 事もなげにこう吐いた。
「何言ってるんだい!アタシが産んだんだよ。 アタシが産んだんだから 売ろうが殺そうが自由じゃないか!」
私は この人間と 理論的会話が通じないことは火を見るより明らかだと思い知っていたので、とにかく部屋には入れずに金だけふんだくり、「帰れ!」と 怒鳴った。
「帰れ!」「泊めてくれよぅ」「帰れ!」「泊めてくれよぅ」「帰れ!」「泊めてくれよぅ」・・・・・・
長い押し問答の末、ようやっと母は、トボトボと帰って行った。

アパートへはもう金を持って来なくなるだろう・・・・と思っていたら、翌月 来た。 その翌月も、そのまた翌月も。
おとなしく金を手渡し おとなしく帰って行った。
が、母の顔は一ト月毎に 不健康にやつれ 痩せていっていた。
どうやら、弟に殴られ包丁を突き付けられ、嫌々仕方なく 大嫌いな料理作りをしているようだった。

それからほどなくして----
「母、くも膜下出血でキトク」という知らせが入った。
そして脳死状態を経て、ちょうど一ト月後に心臓死に至った。 52才だった。
弟は痩せこけてフラフラではあったが、外出できるくらいには体力は回復していた。
母の死を看取るや、弟はどこかへ消えてしまい、通夜にも葬式にも現れなかった。

葬式が済んで何日か後----
弟は浮浪者のようなボロボロのなりで帰ってきた。
4度 自殺を試みたが死にきれなかった、と言った。
病院の先生が、くも膜下出血の原因はストレスも大きいって説明していたから、ママが死んだのは僕のせいに違いない。 だから 僕も生きてるわけにはいかないと思った----と。

それから----
長い長い時間をかけて、弟は、心と身体の健康を取り戻していった。

今回の記事、大変 長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございます。 
読んでくださったみなさま、心より感謝します。

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この記事へのコメント

  • 旅爺さん

    人生~いろいろ~♬、大変な経験されましたね。
    でもそのいろんな経験が親の遺産なので役立つこともあるのでは?。
    2019年03月23日 06:11
  • kou

    凄まじい経験をされたんですね。
    今生きていることが大事です。その体験はどこかで必ず役に立つと思います!
    2019年03月23日 07:48
  • 侘び助

    母もピン~きりでやすね~~
    私の母も厳しかったけれど、身を粉にして食べさせてくれやした。
    (38歳で未亡人となった)そのとき妹は妊娠・5ヶ月位)
    年開けて生まれたとき、親戚は養女に出すように決めました。
    引き取りの数日前、どんなことが有っても頼らない約束で
    養女の話を断って育て上げました・・・父の分も背負って
    厳しく育てられたお陰かな・・・普通の人になれた・・・感謝です。
    2019年03月23日 09:03
  • ともち

    大変な人生ですね。

    ちょっと視点は違いますが・・・
    ウチの父は、私が13歳の「元旦」に投身自殺しました。
    私と妹(当時小5)は、知らなかったのですが、うつ病で精神科に通院していたそうです。
    父がうつ病を発症してから、母は「いつ寝てる間に首を絞められるか・・・」という恐怖とたたかっていたそうです。
    私は、父の死が受け入れられず、結局、父が安置されている部屋にもいけず、お骨も拾えず・・・
    父が亡くなり30年以上経ち、今は時々父のことを思い出します。
    なぜか、父が私のことを厳しく叱った時のことを。
    私の中の父のイメージは、寡黙で真面目。
    父に叱られたことなんて、ほとんどなかったんです。
    しばらくして、父があの時はすでに病気だったんだと悟りました。
    だから、私は保育の道に進みたかった気持ちもあったのですが、大学では心理学kを専攻しました(結局、子ども好きは変わらなかったので、児童心理を専攻しましたが・・・)。
    卒論で父の自殺について調べようかと思いましたが、精神科医でもあった教授に相談したら、「病院は個人情報をどこまで教えてくれるか・・・それに、あなたは精神的に耐えられますか?」と指導をいただき、結局違う視点で卒論を書きました。

    人生いろいろ、今は夫のDVに耐える日々です。。。
    長々失礼しました。
    いつかお会いして直接お話してみたいなぁ。。。

    4/30、平成最後の日、駅員3さんがオフ会を開催してくださいます。
    新宿まで来られるようなら、ぜひ_(._.)_
    2019年03月23日 09:56
  • とし@黒猫

    早期に精神神経科を受診すべきだったと思います。
    が、おそらくは拒否したことでしょうけれど。
    クモ膜下出血は動脈瘤がパンクするわけであって、生活習慣による所が大きいと思います。
    過ぎてしまったことですので、吐き出して楽になって、これから先の
    人生を思うように生きた方が良いです。
    2019年03月23日 10:03
  • ゆうのすけ

    弟さんの元気になられてきてよかったですね。
    心の傷はどんなことであれ一生消えないと思います。
    私も思い返したくないことが多々ありますが ふとした時に
    出て来てしまう事があるんですよね。しかし後悔先に立たず。。。
    でも私は家族がいてくれたので良かったです。
    いろんな経験・・・きっと今は 良いことだったとは言えないけれど
    生きる糧にはきっとなっていますよね。✿~
    2019年03月23日 10:18
  • garden

    なんと言ったら良いのかわかりません。
    今、無事に生活されていることを感謝ですね。
    百恵ちゃん主演のテレビドラマのようで・・・。

    ぼんぼちぼちぼち さんは、強い方ですね。
    私は、へなちょこで、才能のない人間なので
    そのような境遇だったら
    どうなっていただろうと想像するだけで恐怖を感じてしまいます。

    自由に生活できることって素晴らしいですね。
    一日一日を大切に生きていきたいです。
    2019年03月23日 10:49
  • kohtyan

    最後まで一気に読ましてもらいました。
    ほんとに人生いろいろです。
    体験に基づいたフィクションの小説が書けそうですね。
    2019年03月23日 11:54
  • なかちゃん

    以前からのお話も拝読させて頂いていたので、何という酷い親か…という思いが尚更強くなりました。
    こういう言い方は悪いとは思いますが、やはりろくな死に方は出来ないんだなって感じです。
    この想い出をずっと持ち続けて行かなければならないのも大変だと思います。
    でも、それも人生なんですね。
    2019年03月23日 12:45
  • hirometai

    ぼんぼちぼちぼち様
    こんにちは
    一気に読ませていただきました。
    以前の記事のことなど思い起こし、耐えてこられ、自立され、生きてこられたことに感動しています。自分も2人の娘を育てましたが、今では心の痛むことも言ったりしたと悔やみます。
    ぼんぼちぼちぼちさんのご家族は精神のご病気のお母さんに翻弄されたのですね。すごいですね。ぼんぼちぼちぼちさんの並みならぬ精神力と並外れた才能を改めて感じました。
    素敵に生きてください。
    2019年03月23日 13:47
  • Take-Zee

    こんにちは!
    今回もコメントは胸の中に納めます。

     急激な気温降下、体調を崩さないように
    して下さいね("^ω^)・・・
    2019年03月23日 14:09
  • GG233334

    ……壮絶……。
    2019年03月23日 14:59
  • さうざんバー

    ご訪問ありがとうございました(^^)
    お疲れさまでした。ご自愛くださいね。
    2019年03月23日 15:52
  • kick_drive

    こんにちは。弟様がお元気になられて本当に良かったです。
    まだまだ人生は先があるんですし、前向きな気持ちをしっかり持って
    後悔の無い人生になって欲しいです。
    2019年03月23日 16:12
  • リンさん

    辛い。本当に辛いです。
    子どもは、自分の命よりの大切なものだと思って育てています。
    こんな母親もいるのかと、悲しくなります。
    弟さんが、今も元気で暮らしているならよかったです。
    2019年03月23日 16:30
  • ヤマカゼ

    ぼんぼちぼちぼち様、英ちゃんのオフ会に参加されてストレス全部だしきってくださいね。
    コンクリートブロックのうすら青い感じと整然と角ばった感じ、いつもの丸いアートとは感じが違いますね。
    2019年03月23日 16:38
  • okko

    何も書けません、ナイスじゃないのにナイスを押す以外に方法もなし・・・・想像を絶する生き方を、まだお若いのに・・・。
    2019年03月23日 16:47
  • 夏炉冬扇

    拝読しました。
    南無阿弥陀仏
    2019年03月23日 18:16
  • ニッキー

    弟さんが心身ともに健康になられて本当に良かったです。
    2019年03月23日 18:21
  • sig

    これまでのお話でも、もう十二分にすさまじさが伝わっておりましたが、今回はその上を行くまさかのすさまじさ。もう絶句するしかありません。と同時に、これだけの体験を記事にされた分だけぼんぼちさんの心の傷が、何倍も癒されていくことを願っております。
    2019年03月23日 20:06
  • きよたん

    弟さん 大丈夫でしょうか
    親からの影響って大きいですね
    責任がありますよね
    2019年03月23日 20:12
  • トックリヤシ

    このように過去を語られるということは
    今は平安であるということなのでしょうね。。。
    2019年03月23日 21:03
  • johncomeback

    「事実は小説より奇なり」は本当ですよね。
    僕も11才で実父が他界し、他人には信じてもらえない
    ような辛い事を体験しました。でも今は幸せです(^^)
    2019年03月23日 21:32
  • よいこ

    弟さんもいらっしゃったとはびっくりしました
    うちの親もかなり特殊だと思っていましたが、お母様の場合は、離婚で心を病んでしまわれたのかも知れませんね
    絵であれ文であれ、表現することを好む人は、家庭では満たされなかった愛情やほめ言葉を他人からもらうことで心のバランスをとれる気がします。また、足りなかったからこそ、いい絵や文が書けるギフトを知らず知らずもらっている。心の闇を大人にたくさん見せられてしまったぼんぼちさんの絵を見てみたいと思いました
    2019年03月23日 21:52
  • 横 濱男

    人それぞれいろいろなことを背負って生きていますね。
    人にしたことは、そのまま自分に跳ね返ってくる。。
    情けは、人間にとって大切ですね。
    弟さんも回復されて良かったです。
    2019年03月23日 22:04
  • zombiekong

    愛情ある家庭で育った人達は眉をひそめるでしょうが、死んでくれてほっとする親はいます。ぼんぼちさんがそうしたように自立して自由に生きるのが正解です。親達に呪われることなく今を幸せに生きましょう。
    2019年03月23日 22:10
  • わたし

    気楽に読み始めたものの、すぐについていた、テレビを消してぼんぼちぼちぼちさんの若き日の辛い体験を読んでしまいました。
    自分の母親を考えても、自分自身母親としても、子供にそういうふに接するのは信じられません。
    幸いにして、弟さんがいらっしゃる、きっとこれからは、弟さんと固いきずなで結ばれて、家族らしく生きられると思います。
    どうか、これからは振り返らず、前を向いて進んでください。
    ナイスなおはなしではないですが、ナイスを入れさせていただきます。
    2019年03月23日 22:12
  • 藤並 香衣

    真実は小説よりも奇なりとはよく言ったものです

    僕にも弟がいますが
    いろいろあって現在は音信不通状態です
    どこかで元気にしてればいいやと思ってます
    2019年03月23日 22:58
  • 向日葵

    やはりコメント出来ません。。
    今までも、何回もコメントしようと思いながら出来ませんでした。

    弟さん、今はすっかりお元気でしょうか・・??

    思う存分吐き出して、ほんの少しでも心を軽くして下さい。
    2019年03月24日 02:42
  • ぽちの輔

    今が幸せなら・・・。
    2019年03月24日 06:42
  • 裕々

    部外者がよくわからないで無責任に言っていることは自分でも承知していますが、一番悪いのはお父さんという気がします。
    2019年03月24日 08:30
  • ねこママ

    おはようございます。
    カウンセリングに通っていた時、先生に「生贄の子羊は一匹だけです。」っと言った記憶があります。要するに母の行き場のない、自分でコントロールすることのできない感情は私に向かったのです。私は23歳で家をでました。安いアパートを探して。母の兄弟からは嫌味を言われました。そして母は「1週間に一度は帰ってきなさい。」と命令しました。それからも色々ありました。もう一つ、何年前でしょうか妹が私に向かって「お姉ちゃんが家を出てから、大変だったよ。」と言っていました。(・・・それまでは私が大変だったんだけどね…。)私が家にいた時は、妹は母の仲間?でした。母に私が歯向かった時など、母は妹を味方に引き入れるのです。
    母亡き今、実家の土地、家共に妹に相続させました。財産分与も妹の好きなように。(父方の親族に良い人が多かったので、さすがに妹は「全部私の物」とは言いませんでしたが。)
    2019年03月24日 09:38
  • ackylacky

    ご家族のお話は何度か読んでいますが、弟さんの話は初めてですね。
    「死ぬ気で働けば~。」なんて言う人がよくいますが、死ぬ気で働いたことなどないのでしょう。
    私の知っている人で、死ぬ気で働いて死んだ人はないですが、多くは途中で病気で倒れていきます。

    しかし、ぼんぼちさん、お父さん、弟さんとすごい才能をお持ちの一家ですね。
    ちょっと、私の祖父と父の話と共通するところがありまして、祖父は経済的に成功して父の兄弟も優秀だったのですが、みな若死にして社会からドロップアウトした父のみが生き延びました。
    初老のころまで、酒が入ると祖父とお金のことを憎んでました。お金で幸せが買えないというのはホントです。
    2019年03月24日 09:41
  • みうさぎ

    弟さん元気になられて良かったです
    家も色々ありましたが
    すんなり人に言える程消化されてないので
    たまに・・病みます・・・(笑)
    2019年03月24日 09:50
  • リス太郎

    貴女の半生、凄まじすぎる。(涙)
    俗に「芸のこやし」と言います。また、「ホラふきジャーナリスト」(?)とも言われる落合信彦さんの言葉ですが、「哀しみも苦しみも、人生のスパイス」。味わい深い言葉です。
    2019年03月24日 11:07
  • かずのこ

    人生最後はプラスマイナスゼロといいますよね…。
    いいことがいっぱいありますように。
    2019年03月24日 11:16
  • 扶侶夢

    絶望の中でそれでも生きている…谷間の可憐な白百合。
    傷が深ければ深い程、命を実感しますね。
    2019年03月24日 12:31
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    たくさんの温かなお言葉 ご意見、ありがとうございやす。
    そして、あっしとは違う形で壮絶な人生を送られてきたかた、お辛かったでやすね。
    また、今もお辛い状況におかれているかた、今の状況から一日も早く抜け出せやすように。
    このコメント欄には書きこまなかったかたの中にも とても辛い人生を送ってこられたかた 幾人もいらっしゃると思いやす。
    みなさん、過去を忘れることはできないけど、前を向いて「人生は自分が楽しむためにあるんだ!」という言葉を胸に 日々歩んでいきやしょう!

    一番悪いのは父・・・・というご意見、あっしはそれは違うと考えてやす。
    何故なら、両親が結婚したいきさつは、父と母は別段恋人という仲ではなく、父は音楽の仕事をしててモテて、いわば母はグルーピーの一人みたいな存在だったわけでやす。
    母が妊娠したとき、父は首を縦に振らなかったんでやすが、母は勝手に一人で産んで「これ、アンタの子だから責任取ってよ!」とやったわけでやす。
    母自身はあっしに、「堕す金がなかったから仕方なく産んだんだよ」 といってやしたが、父の側に言わせると、どうやら望まぬ妊娠をきっかけに、これをいいチャンスだと 他の女達から抜きんでて父を一人占めする手段として産んだようでやす。
    男性諸氏ならよく解かると思いやすが、こんな方法を取る女に対しては、愛情が生まれるどころか心が離れやすよね。
    で、父の選択肢としては、籍は入れずに婚外子としてだけ認め 養育費だけを送り続ける という手段もあったわけでやす。
    あっしが父の立ち場だったらそうしてやす。
    でも父は、週に一度とか一ト月か二ト月に一度くらいしか帰らなかったけど、結婚をしてくれた。
    あっしが母に虐待されているのを黙って見ていたことは酷いと思いやしたが、他の子供がさせてもらえないようなお金の面での贅沢をいっぱいさせてもらってずいぶん癒されたので、父がやったこと、あっしが父に対する感情は、プラスマイナスでゼロでやす。
    母も、他のおおかたの主婦がさせてもらえないような贅沢をいっぱいしてやした。毎日 父の金を湯水のように使って。

    そう、母は、精神科にかかるべき人でやしたね。
    離婚が原因で心を病んでしまったわけでなく、結婚している時からめちゃくちゃな人でやした。
    要するに、もともと常軌を逸してエゴイズムの強い人間だったわけでやす。
    そうじゃなければ、先に書いたように あっしを父の許可なく勝手に産んで結婚を迫ったりしないでやすよね。
    これは、次次回の記事で詳しく書こうと考えてやすが、常軌を逸してエゴイズムの強い人間というのは、周囲からみて どう考えてもその人が悪くても 常に「自分が被害者」と、めちゃくちゃな理屈を主張しやす。
    あっしが物心付いた頃から母はよく言ってやした。「産みたくもないのに勝手に生まれてきやがった! だからおめーが加害者でアタシは被害者だ。 被害者は加害者に何をやったっていいんだ!」と。
    「常軌を逸してエゴイズムが強い」という時点で 病気でやす。

    ----そう、「事実は小説より奇なり」 そういった言葉、母親が死んでしばらくした時に弟が言ってやしたね。「テレビドラマの悲劇なんてちょろいもんだよね。現実のほうがよっぽど酷いよね」って。
    そんな弟も今は 海外で所帯を持ち むこうに永住してやす。

    あっしも今は、とても幸せな毎日でやす。
    母が死んでから やりたいことをやってやってやりまくって生きてきやした。
    ほんんとにあの時 死んでくれて良かったでやす。
    もしも、くも膜下出血が軽くて要介護とかになってたら 結局あっしと弟が面倒見るしかありやせんでやしたから。
    そうなってたら「自分は何のために生まれてきたんだろう? 自分の人生って何?」ってことになりやすからね。
    母は、自業自得の死でやしたね。
    母が死んだ時、あっしは「神様っているんだ!神様がちゃんと見てて あっしのこれからの人生を自由にしてくれたんだ!」って思いやした。(これは、あっしが宗教者ということではなく そういう感情になったということでやす)
    2019年03月24日 12:56
  • 安奈

    弟さん、ご無事でなによりでした。

    >「人生は自分が楽しむためにあるんだ!」
    楽しい?楽しいってなに?
    2019年03月24日 14:32
  • プー太の父

    ホントになんと言ったらいいかわからないお話です。
    弟さんも犠牲になってしまったようですが
    健康を取り戻したのなら良かったですね。
    2019年03月24日 15:01
  • caterham_7

    完読させてもらいました。
    母のために100万円・・・私には無理だし
    命はなんにせよ大切だと思います。
    2019年03月24日 16:05
  • Cazz

    本当今、生きていらっしゃることが何よりですね。
    弟さんも、後悔を乗り越えられて良かったです。
    お母さんは『自業自得』、その言葉がぴったり、その通り。
    ご苦労された分、誰にも気がねなく幸せになっていいと思います。
    2019年03月24日 17:16
  • 猫毬

    …きっと、ここには書けなかった事もありますよね…
    それでも、書ける範囲で表現できた、という事は、
    しっかり今をしっかり生きているからではないかと思うです。
    猫毬には無理だった事です。
    尊敬しますです。
    そしてこの先も少しでも笑える時間があると良いですね^^
    2019年03月24日 18:08
  • ぷち

    すごい人生を送ってたんですね、
    なんて一言では済まされない、壮絶な体験をされてたんですね。
    自分ならどうしてたか、なんて想像もできないです。
    2019年03月24日 19:38
  • starwars2015

    言葉になりませんが、ご兄弟それぞれ、今を大切に生きてください。
    2019年03月24日 20:17
  • Kiki

    こんばんは・・・
    しみじみと読ませていただきました。
    こんな酷い出来事が本当にあるのだと・・・
    ぼんぼちぼちぼちさんはお強いですね。
    でもとってもお辛かったことと思います
    皆さんも思われているように
    今が幸せな毎日であること・・・
    本当に本当にに良かったです!
    2019年03月24日 21:04
  • そらへい

    身勝手な人、情の薄い人というのはいますが
    ぼんぼちぼちぼちさんのお母さんは凄まじいですね。
    弟さんにぼんぼちぼちぼちさんがいて良かった。
    時間をかけて弟さんが嵌まっている暗示を解かれたのでしょうね。
    2019年03月24日 21:23
  • beny

    凄まじい人生ですね。私はその逆で父母の愛情を一身に受けて、自分さえ良ければ良いという鬼畜人生です。
    死ぬ間際に弟妹3人からしっぺ返しを受ける運命にあります。
    でもこれからも卑怯で気弱な自分の人生に幸あれと祈るのみ。
    ぼんほっちぼちぼち様の場合は、客観的に見つめ直しすべて恨みつらみは水に流しておられる気が致します。
    けがの功名としても芸術的な才能が高められたんですから。
    2019年03月24日 21:41
  • こじろう

    以前から,少しづつ昔のお話は出てきていたから,過去の事はある程度分かってはいたものの・・・。
    ご家族を悪く言うのは気が引けるけれど,その在り方には疑問を呈したくなる。
    2019年03月24日 22:03
  • coco030705

    本当にお辛い人生だったと思います。よく耐えて来られましたね。
    時々、ニュースなどでも、酷い人間のもとを去れないで、結局殺されたりする人をみて、なんでなんだろうと思ってたんですが、この文章を読むと、人って上から押さえつけられたら、従ってしまうんだなとわかりました。結局戦争などもそうなんじゃないでしょうか。
    だから、ぼんぼちぼちぼちさんは、逃げ出せてよかったですね。
    弟さんも海外で幸せに暮らしておられるとのこと、胸をなでおろしています。
    これからは、自由で楽しい日々を送られることを、心からお祈りいたします。
    2019年03月24日 23:11
  • ぼっこ

    私もnice!の筈はありませんが押しました。
    本当に恵まれている人は少ないと思っています。
    ただ、命がけの壮絶な日々は無い方が良いに決まっています。
    皆が等しく幸せになれる権利があります。
    少しでも多くの日々を幸せに重ねて欲しいと祈るばかりです。
    2019年03月24日 23:12
  • sana

    これまでにもまして凄まじい体験に絶句してしまい、すぐにはコメントできませんでした。
    よく生き延びられたと思います。
    異常な人間が家族にいる、頼るべき母親であったという‥
    それでも弟さんにとっては大好きな母親であったのが切ないですね。
    独裁者の恐怖政治の中で育ったようにも見えますが。
    お母さんという人は生まれつき感情が激しく自制心が弱い脳で異常性格だったのではないかと推測します。そういう人でも成長過程のどこかでこれはヤバイ、してはいけないと覚えなければならないのですが、間違った道に進めば犯罪者。
    出来ちゃった婚を目論むだけなら異常とまでは言えないけど、虐待もその理屈も凄まじすぎる‥
    お父さんにはある程度責任ありますよ。付き合ったし、結婚もしたのですから。ただ一番良くないというのではないかと‥お母さんには何度も大荒れされたのだろうし。
    お母さんの方のしていることは犯罪なのですから。異常な人物に太刀打ちするのは難しかったことと思います。
    私は虐待までされたことはありませんが、そういう人を知っていましたので‥いろいろ考えてきました。
    弟さんがお幸せになられていて、よかったです。
    2019年03月25日 00:39
  • 式条 梨々子

    壮絶な人生を生きてますね・・・・
    親から愛される事を当たり前に感じてましたが
    それがどれだけ幸せな事か思い知らされました。
    弟さんが無事でよかったです。
    2019年03月25日 00:50
  • sadafusa

    ぼんほちさんのお母さんは、精神が崩壊してますね。弟さん大学を中退されて残念でした。可哀想すぎます。お母さんはこれ以上生きていちゃいかんと、神さまに言われたのでしょう。死んで正解です。お父さんも大変でした。
    2019年03月25日 01:18
  • やなぼー

    人生、色々ですね~
    私も20代の頃、地獄の1丁目くらいのとこに居ましたが・・・
    なんとか人並み以上のとこまで、挽回できました。
    2019年03月25日 05:56
  • タンタン

    心身ともに病んでしまう前で良かったと思いました。
    2019年03月25日 06:59
  • Rchoose19

    こんな親子関係や姉弟関係が本当にあるんですね。
    事実は小説より奇なりとは・・・・・
    本当に人生いろいろですね。
    思いがいろいろ錯綜してしまって、簡単に言葉にできません・・・
    2019年03月25日 08:01
  • yoko-minato

    以前から何度かご家族の話は読ませて頂きました。
    そのたびこんな母親がいるのかと・・・
    お母さんが優しい母親だったらご家族の
    人生も違っていたのではと思います。
    とにかくぼんぼちぼちさんも弟さんも今が幸せと
    いう言葉にほっとします。
    それにしてもお父様のDNAでしようか、ご兄弟が
    揃って芸術家なんですね。
    2019年03月25日 09:12
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    長い文章にも関わらず読んでくださり そして温かなお言葉やご意見ありがとうございやす。

    そう、家庭というのは、小さな国家のようなものなんでやすよ。
    それが、第三者から見たらとんでもない歪んだ独裁国家だとしても、sanaさんの仰るように その中で生まれ育った者は、それが当たり前で 強者の前では屈するしかないんでやすよね。
    よく「どうして親戚や保護施設に逃げ出そうと考えなかったの?」と言う人がいやすが
    小さな子供にとってはどんな家庭でも 自分がいる環境が当たり前だと刷り込まれてしまうんでやす。

    弟は小さい頃、殴る蹴るの暴行こそ受けなかったけど、小学校も中学校も高校も 母親の気まぐれと見栄で 本人の意思とは全く別の それぞれ違った学校に入れられ、そしてやっと、大学で自分の好きな方面にすすめていたところだったのに、ほんとうに可哀想でやした。
    母親に死ぬほど働かせられて 使い物にならなくなったらポイ捨て・・・・・
    それを正しいことだと考えていた母親は、確かに 精神的に異常でやす。
    ここのあたり、次次回の記事で分析・考察しやす。

    そうでやすね。書けない事・・・・一生誰にも言えないこと、ありやすね。
    書けてもここまででやすね。
    今回の記事は、あっし自身のことより主に弟のことだったので、いくら姉弟といえども躊躇するものがあり、長く 書こうか書くまいか悩んでいやしたが
    でもやっぱり こういう事実があったことは世間の人達に知ってほしい!という気持ちのほうが大きく、書かせていただいた次第でやす。

    おかげさまで、弟も愛する人が出来 結婚し子供も生まれ、あっしは毎日 楽しく暮らしてやす。今が人生の中で一番幸せでやす。
    何が楽しいかというと・・・・・・喫茶店でくつろいだり カラオケ歌ったり 街を散策したり 友人と飲みに行ったり・・・・・
    そんな、日常のささいなことが最高に楽しいでやす。
    で、それをやっても、誰にも何にも否定されないということ。

    母親がいたころは、あっしは言動のすべてをいちいち否定され ののしられてやした。
    例えば----
    テレビを観てて「ジュリーってかっこいい!」って言ったら「おめーは男の趣味が悪ーーい!おめーがもし将来 ジュリーみたいな気持ちの悪い顔の婿を連れてきたら アタシが追ん出してやっからなーー!」とか
    原宿で買ったお気に入りの服を着ていたら「おめーはセンスが悪ーーい! 田舎のイモねぇちゃんみてーだ!」とか 
    一緒に喫茶店に行ってレモンスカッシュを頼んだら「そんなもん頼むんじゃねーっ!男が『この娘は妊娠してるんじゃないか?』っていやらしい目で見るだろーがっ!」とか、それ、あっしがまだ小学5年か6年の時でやすよ。
    あとは、「おめーは肌がどす黒くて気持ちが悪りーーっ!おめーの顔は醜いから見るのも嫌だ!近寄るな!」とか。
    そういった日々の精神的抑圧がなくなったこと、「自由」というものは何て素晴らしいものなんだろう!と謳歌してやす。

    あ、ワンブロック上にいただいてたコメントにお答えしそびれてしまってやしたが-----
    ともちさん お誘いありがとうございやす。あっしもともちさんとお話したい気持ちいっぱいでやす。
    でも、駅員3さんから直接お誘い受けてないのに参加するのは ちょっとずうずうしくて気がひけるので、今回は遠慮させていただきやす。
    いつかお逢いできる日がくることを楽しみにしてやす。

    よいこさん あっしの絵、あっしのブログの左側の マイカテゴリーの中の 絵(1) をクリックすると見れやすよ。
    プロになってから描いた作品は全部 画商が買い取っていって一枚も手元にないのでやすが
    この蛙の水墨画は、高校生の時に自主勉強として描いたもので 売り用としては相応しくなかったので 画商が持っていかずにあっしのもとに残ってやした。
    2019年03月25日 11:38
  • viviane

    凄い・・・色々な人生があるんですね
    2019年03月25日 12:10
  • よしころん

    >今が人生の中で一番幸せでやす。
    ぼんぼちぼちぼちさんのこの言葉に安堵しています。
    きっとどこかで誰かが見てくれている…
    わたしもそう思っています。
    2019年03月25日 12:53
  • たじまーる

    世の中こんなことがあるんだと思いながら読みました。
    そして心からとんでもない母親だと思います。
    ぼんぼちぼちぼち様や弟様は本当に辛いを通り越している
    思いをされてきてますよね。
    2019年03月25日 13:26
  • ともち

    コメント返しありがとうございました。
    4/30のオフ会、駅員3さんのブログで募集されてました。
    女性が少ないようで、このままだと逆ハーレム状態になりそうなので(苦笑)もしよかったら、ブログをチェックしてみてください。
    メールにてご連絡してもらえれば、何らかの回答があるはずですm(_ _)m
    2019年03月25日 21:50
  • エンジェル

    ぼんぼちさんの人生はまるで小説のようです。今日の記事はそのまま小説として執筆されてはいかがでしょう?
    弟さんはその後どうされたのでしょう?せっかく希望の大学に入学されたのに・・・今はお幸せにされている事を切に望みます。
    2019年03月25日 22:49
  • アニマルボイス

    親は選べませんからねえ・・・。気楽にコメントすることができません。
    2019年03月25日 23:20
  • yuppie

    言葉はなんて書いたらいいかわからないけれど
    ぜんぶ読ませてもらいました。
    書くことで少しでもぼんぼちさんの何かが
    解き放たれるといいなぁ・・って。。
    2019年03月25日 23:59
  • せつこ

    小説なら兎も角、実際に経験されたなんて凄すぎます。
    なんと書いて良いのやら…… ぼんぼちぼちぼちさんがそんな環境の中で犯罪に走らないで良かった、と胸をなでおろしてます。
    親は選べないのに立派です。
    2019年03月26日 00:38
  • 土芽

    なんと言ったらいいのかわかりませんが
    今はぼんぼちぼちぼちさんと弟さんお二人ともちゃんと生活されて
    生きておられることが何よりです。
    2019年03月26日 06:11
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    温かなお言葉、今を気遣ってくださるお言葉、また、「言葉にならない・・・・」というお気持ちも十二分に解かるので、みなさん 読んでくださり、そしてこういうことが実際に起こっていたと知ってくださり ありがとうございやす。

    あっしが犯罪に走らなかった理由・・・・つまり、何故、母親を殺さなかったか?・・・・・
    それは、優しさや思いやりや愛情があったからではありやせん。
    そんなもの あんな仕打ちをされ続けて育ったらみぢんもなくなっちまいやす。
    あっしが母親を殺さなかったのは、自分が逮捕されて自分の将来が大無しになったら馬鹿馬鹿しいから
    ただそれだけの理由でやす。
    あっしは、いつか・・・・いつか必ず、明るい未来がやってくる筈だ・・・・・具体的な根拠があったわけではありやせんが、ただ漠然とそう信じてやした。
    もしも弟が母親を刺殺したら、あっしらがどんなに酷いことをされ続けてきたかを話し、弟をかばおうと思ってやした。

    病気になってコロッと死んでくれてほんとに良かったでやす。
    元々かなり酒もタバコもやる人でやしたが、死ぬ間際は輪をかけてそれらの量が増えていたようでやす。
    それまで外で派手に遊び歩いていた母親にとっては、家に籠って料理作りすることが そうとうなストレスだったのでやしょう。
    そこまで、自分の子供に料理作るの嫌だったの?って、思いやすよね。
    嫌だったんでやしょうね~ 親として当たり前のことが出来ない いわば社会不適合者だったんですよね。

    弟は、すっごく時間はかかりやしたけど 社会生活を送れるようになり、現在では結婚して子供も生まれ 海外に永住してやす。

    ともちさん そうでやすか。んんーーーー、ちょっと考えてみやすね。
    2019年03月26日 11:58
  • MINERVA

    弟さんも色々と思う事、感じる事があったのでしょうね。
    私は結婚をした事で「あれ、普通の家ってこうなの?」となり、段々と呪縛から解放された次第です。
    2019年03月26日 12:15
  • 這い上がるママ

    毒母、ですね。

    でも虐待する親も救われる仕組みが世の中にあればいいと願っています。私も精神科に通う躁鬱の母なので、もっと早く誰かが病院に行くことを勧めてくれていたら、子供たちにキレたり、長く患うことはなかったかもしれない・・・と思ってしまうのです。ごめんなさい。
    2019年03月26日 14:56
  • 風船かずら

    以前にも書かれているのを読んでいるのでぼんぼちぼちぼちさんがどんなにつらい日々をすごされたか少しは分かるつもりでしたが、本当に良く、自分の人生を獲得されたなと思います。大変な努力だったと思うし、誰もが持てる強さではないですね。弟さんも同じ辛い経験をされているのですね。弟さんのことは初めて伺ったので、弟さんも大変だったと思います。お母さんは確かに驚くほど自己中心的、自分の子供の幸福もどれだけ考えていたのかと思わされますが、自分が辛くて余裕がない人はたとえ自分の子でも愛せないことがあるのではないでしょうか。家族の不幸が次の世代につながるのをどこかで断たなければならないのだと思います。
    2019年03月26日 17:18
  • 八犬伝

    凄まじい経験をなさったのですね。
    今生きてるこの時を
    大切にされてください。
    2019年03月26日 23:47
  • ぼんぼちぼちぼち

    みなさん

    温かなお言葉 ありがとうございやす。
    そして長い記事だったにも関わらず 読んでくださって感謝でやす。

    そうでやすね、弟も、結婚して子供を持ったことで普通の家庭の感覚を知り そこで初めて呪縛から解き放たれたのだと思いやす。

    母親は、子供の幸せなんて これっぽっちも考えてなかったでやすよ。
    むしろその逆で、子供が幸せになるなんて許せない!と。
    そのために、家には金がいっぱいあるのに何だかんだと理由づけして100万稼げ!と縛りつけていたんでやす。
    そのあたりの母親の心理、今 公開してる写真記事の次の記事で分析・考察しているので、公開になった時 もしもおヒマでやしたら お読みいただけると幸いでやす。

    へい、今は一日一日を楽しくそして有意義に過ごしてやす。
    自由ってほんとにいいもんだなぁ~と満喫してやす。

    這い上がるママさん 躁鬱、お辛いでやすね。
    今は病院に通われて治療なさっているのでやすね。
    少しでも改善されることを陰ながら祈ってやす。
    昔は、2世代3世代が同居するのが当たり前の家族制度だったから
    もしも母親に子供の面倒を見る力量がなかったとしても 他の家族の誰かかやってくれたんでやすよね。
    でも現代は、それが母親一人にのしかかってきやすからね。
    社会全体で子育てをしていく時代が早くくれば 救われる母親も子供も多くなると思いやす。
    子供さんに今までしてしまったマイナスのこと、これからいっぱいプラスで埋め合わせてあげてくださいねでやす。
    2019年03月27日 11:05
  • 花好き人

    遅ればせに読ませていただきました
    ぼんぼちさんの人生、ほんと大変でしたね
    これからよいことがいっぱいありますよ
    そう信じて毎日を楽しく生きていきましょう
    軽く流してしまってごめんなさい
    2019年03月27日 13:36
  • makkun

    こんにちわ~(^^
    ほんぼちぼちさんの若き青春時代を
    人生の厳しさを感じなから拝読させて戴きましたが
    現在の盆ぼんぼちぼちさんは「人生は捨てたもんじゃない」を
    実感しているように思えますので「経験は糧」とも
    言えるのではないでしょうか・・・。
    2019年03月28日 09:50
  • ぼんぼちぼちぼち

    花好き人さん
    makkunさん

    おかげさまで、今現在はとても楽しく最高に幸せに暮らしておりやす。
    「人生捨てたもんじゃない」・・・・・そうでやすね、その言葉を実感て゜きるようになったのは、母が死んで何年くらい経ってからだったろう・・・・
    子供の頃は、街頭で殴られて鼻血を流してるあっしを見ても、止めてくれる人や母親から引き離してくれる人がいつも一人もいなかったので
    「人生って、人ってこんなもんなんだ・・・・」と思って育ちやしたが。

    母が死んでから虐待されていたことを人に話すと
    虐待されたことが羨ましいというとんでもない人もいやしたが、こうして今 たくさんの人にあっしの苦しみを解かっていただけて 心から「人生って捨てたもんじゃない」って実感してやす。
    2019年03月28日 10:28
  • yokomi

    こんにちは。何と何と、とても長~~い記事でしたね。大変な経験をされたようで、その面ではヨコミーは大変幸せ者だったなぁと思うのです。
     私は老母を時折叩いています。身体の力も真面な思考も無いのに、気が強い口先だけ元気で、応答で声が枯れそう(>_<) 言っても聞かないときはぺしっぺしっと恩返し。ん、べしっ、べしっかな(^_^;) 嫁さんから、理解出来ないんだから叩くなと言われますが、親が幼子に対して期待するように、息子は老母に期待し...。
     でも、なんか無理みたい(>_<) といってご立派な人間にも成れず...(>_<)
    2019年03月28日 13:58
  • ぼんぼちぼちぼち

    ykomiさん

    大変長い記事だったにも関わらず お読みくださり恐縮でやす。
    そうでやすか、老いたお母様を時折り叩いていらっしゃるんでやすか。
    確かに半分痴呆がきてるようなお年寄りとコミニュケーションとるのは大変でやすね。
    あっしは何年か前、親しくしているかたのお母様があまりにもめちゃくちゃな事を言うようになって、それでいて本人は勝ち気で上から目線なので、ハッキリ「それは違いますよ。こうこうこうでしょ!」と教えたら 逆切れされ それっきり付き合いはなくなりやした。
    人柄的に、すごく意地が悪くて嫌な人だったので、むしろほっとしてやす。
    他人だから縁がスッと切れたけど、身内はそうもいきやせんもんね。
    でも、あんまり強くたたかないでくださいねでやす。
    2019年03月29日 12:21
  • ようこくん

    ぼんぼちさんだけかと思っていたら、弟さんはまた違う虐待を受けておられたのですね。
    今なら駆け込める場所があったでしょうが。。。本当にひどいお母さんです。というか、母親とも思いたくないですよね。
    弟さんは、今は心身ともに健やかでいらっしゃるのでしょうか。
    2019年03月31日 15:49
  • ぼんぼちぼちぼち

    ようこくんさん

    弟はあっしほどは殴られずに育ちやしたが、学校を小中高と全部母親の見栄と気まぐれのために本人の意思とはぜんぜん違うとこに通わされたりして、そういう面で可哀想でやした。
    あっしが家を出たら 今度は虐待の矛先が弟一人に向かって大噴出したって感じでやすね。
    でも弟は、母親のことが大好きで自分を好いてほしかったから 命がけで心身ともにおかしくなるまで働いちやったんでやすよ。
    虐待されてるのは自分が至らないからだって刷り込まれて 駆けこまない子供って多いでやすよ。
    あっしもある程度の年齢までは 自分がいけないからだって思ってやしたし。

    弟、今は結婚して子供も産まれて、海外で生活してやす。
    2019年03月31日 20:32
  • 風の友

    すごくびっくりしました!!!!
    そんなことが現実になるんだと思うと悲しくなります。
    私の亡き母は逆に、嫁ぎ先でひどい虐待を受けました。
    2019年04月03日 01:09
  • ぼんぼちぼちぼち

    風の友さん

    へい、現実にあったんでやすよ。
    で、この記事を通してみなさんに解かっていただきたいのは、虐待って、ニュースの中だけで見る遠い遠い殆どの世間の人とは縁のない世界では決してない ということ。
    身近にもこういう体験をした人間がいたんだ ということから 虐待の問題を 自分の近くにも起こりうる可能性は少なくないんだと認識していただきたいのでやす。
    そういう世間の人の意識が、虐待で苦しむ子供を減らしてゆける一歩になると思うのでやす。

    お母様、嫁ぎ先でひどい虐待を受けられたのでやすね。
    お気の毒でやしたね。
    昔は、お嫁さんは、子供を産む道具のように思われていたり 労働力としてしか扱われなかったり、その他にも精神的に他所からきた人間ということで酷い扱いを受けたかた 多かったようでやすね。
    2019年04月03日 11:30
  • masaru

    数年前パソコンを新しくしたら全部消えてしまって数年ぶりにブログ拝見させて頂いてます。
    東京にいた時は中野~高円寺~西荻窪方面へ自転車でよく行きました。
    ぼちぼちさんのブログで描かれる、あの界隈の喫茶店やお店や街の風景や日々、懐かしく又新しい風景など楽しく拝見させて頂いてます。
    母は僕を生んですぐ消えてしまい、父は今で言う所の毒親でしたね。
    僕が働き出す様になったら一切働く事がなくなり人の給料をピンハネする様になりました。
    (ぼちぼちさん姉弟に比べれば全然大した額ではありませんが)
    20代の時に黙って家を出て(逃げて)その数年後に警察から「父が死んだ」と連絡が来たのですが「仕事が忙しいので」とガチャ切りしました。
    「家庭は小さな国家で外から見たら歪んだ独裁国家でも気づかない」
    正にその通りですね。
    もっと早く父親から離れる事が出来れば、もっと早く自分の人生を始める事が出来たのにと今も思います。
    ぼちぼちさんのブログ、過去に遡り読んでいるのですが、家族の事や画家をされてた事、一人の女性の半生記、まるで私小説を読んでる様です。
    弟さんは回復されて愛する人と家族を持ち今は幸せに暮らしてるとの一文を読み本当によかったと安堵しました。
    それから今はもうない高円寺・オービス。
    ぼちぼちさんの寺山修司作品の文章を読むと、『田園に死す』『書を捨てよ町へ出よう』等(確か『寺山修司実験映像ワールド』迄レンタルしてました)寺山作品との出会いはオービスだった事、レンタルして見たのを思い出します。
    そして『さようなら!オービス!』のブログの一文「オービスは永久に、私の頭蓋という再成装置でカイテンし続けるよ!!!」の言葉通りにぼちぼちさんのブログの中にはまだオービスが存在してる様なそんな不思議な気分になります。
    これからもブログ楽しく読ませて頂きます。
    それでは<(_ _)>
    2019年07月31日 18:34
  • ぼんぼちぼちぼち

    masaruさん

    なるほど、そういう事情で数年ぶりのご再訪というわけなのでやすね。
    あっしのブログを覚えていてくださり そしてまた訪れてくださり とても嬉しいでやす。

    そしてmasaruさんも複雑な家庭に育たれたのでやすね。
    父親が毒だったのでやすね。
    お母様が消えてしまわれ、たった一人の親であるお父様が毒だったとは、あっしなんぞより遥かにご苦労されたこととお察ししやす。
    もっと早く父親から離れることが出来れば、、、そのお気持ち、すごく解りやす。
    そして、死を知った時にガチャ切りされたお気持ちも。

    あっしも、あと10年早く母親が死んでくれてたらなあとよく思いやす。
    でも逆に、もっと長生きされてしまってたら、あっしの完全な自由はもっともっと先になってたわけで、今現在は、やりたいことやりつくして人生の元が取れた気持ちでやす。

    あっしが母親に虐待されたことをこうしてしばしば綴るのは、吐露することにより自分の心の膿の絞り出しをしてすっきり楽になりたい、というのが第一でやすが、世の中の虐待されている子供が一人でも減って欲しい、僅かながらでもそのきっかけになれば、との思いもありやす。

    毒親を持ったことのない人はなかなか、どうして自分の子供が苦しむようなことをするのか 出来るのか、「何故?解らない」って不思議がるんでやすよね。
    それを、何故そうしたのかを知っていただきたいし、ニュースの中だけで見る遠い世界のオハナシじゃないんだよ、ということも感じていただきたい。

    masaruさんのコメント、そして再びブログを読んでいただけるとのこと、大変嬉しくまた励みになりやす。

    お互いに、自分のための人生、悔いなく存分に楽しんでいきやしょう!!
    2019年07月31日 21:15