93コメント

元特殊喫茶の純喫茶

あれは東京に越してきて間もなくだったから、私が小学三年 1970年代頭くらいだった。
普段はあまり行かない有楽町だか新橋の駅近くだったと思う。
私を連れた父は、喫茶店を探していた。
「あ! キッサテンあったよ!」
ドアに「喫茶」の文字を見つけた私は、父の手を引いた。
が、いつもゴキゲンでカッカと笑顔を絶やさない父は、珍しく負の表情を見せ声を落した。
「そこは入らんでいいっ」
その表情と声のトーンは、「子供は覗いちゃいかん世界だ」と 私の心に目隠しをした。
遠ざかる喫茶店のドアを、心の目隠しの隙間からそうっとふり返る。
「喫茶」と白く書かれたドアは、濃い紫色のガラス。
ガラス越しには、ロングドレスに厚化粧の----その頃よく歌番組で観ていたちあきなおみのような女の人が、片掌をドアにくっつけて ぼうっと表に視線を投げていた。
----私の特殊喫茶の思い出である。

特殊喫茶2.jpg

勿論 特殊喫茶という言葉やその背景を知ったのは大人になってからであるが、喫茶店マニアとしてあちこちの喫茶店を巡っていると、「あぁ、ここはおそらく元は特殊喫茶だったな」という純喫茶に遭遇することがある。
ドアはガラスで、前述のような紫 あるいは爽やかさのみぢんもないどんよりとしたオレンジ色。
天井や壁には、ドアと同イメージの ムンとむせかえるような隠微なシャンデリア。
店奥には、やはり隠微さゆらめくカウンタースペース。
椅子やテーブルは、内装とはズレのある無難なものが入れられている場合が多い。
そんな店に入ると、ウェイトレスさんがスッと置いていってくれた瓶ビールを手酌しながら、私の脳内スクリーンには 特殊喫茶華やかかりし頃が立ち現れる。
----紫煙たちこめる比重の重たい空気、テーブルの上のフィズ ビール ピーナッツ、ネクタイをだらしなく緩めた上機嫌な男達、男達にべったりと添い 酌をするちあきなおみのようなホステス達・・・・。
特殊喫茶3.jpg

しかし、脳内スクリーンをより鮮明にしようと 店のかたに「ここは昔は特殊喫茶でしたよね?」とは 口が裂けても聞けない。
何故なら、それはまさに、今現在は堅い役のみをこなすベテランの女優さんに、初対面で開口一番に「貴女はピンク映画出身ですよね?」と発するも同然だからである。
無論、特殊喫茶もピンク映画も 法の上にのっとって営られていたのだから れっきとした商売である事には変わりはないのだが、世間的には これらの仕事については、陽の当たる場所で声高にしないのが常識とされている。
聞かれる側も、「はい、特殊やってましたよー、ホステスさん○人いましたよー」と あっけらかんと答えてくれる店主も中にはいるだろうが、多くは「いいえっ! ウチは最初っから純喫茶でしたよっ!」と 怒ったような面持ちで否定するのではなかろうか。

だから私は、元特殊喫茶だと思われる純喫茶に入った時、脳内スクリーンは我が内だけにとどめている。
同行した友人に耳うちして「えーっ! ここって特殊喫茶だったかも知れないのー?!」と 店ぢゅうに響き渡るすっとんきょうな声をあげられても困るからである。
「なんか毒々しいシャンデリアだよねー」と あっけらかんとコーヒーをすする友人をよそに、私は一人 目を閉じる。
----安物の香水の匂いが近づく。
私のビアタンに注ぎ足す真っ赤な爪の指。
ちあきなおみが、ウフフと しなを作っていた。

特殊喫茶1.jpg

この記事へのコメント

  • みかん

    驚きで声高らかに発する友人、確かにいますね。私もそれが予測できる場合、脳内にとどめておきます。大人になりました。
    2016年07月09日 06:53
  • Take-Zee

    おはようございます!
    特殊喫茶という言葉・・・この年になるまで知りませんでした。
    田舎の金沢区(横浜)にはなかったですね。
    2016年07月09日 07:17
  • BERA

    ああ、好きです、こういう世界。
    商店街育ちで営業前のダンスホールへのおつかいもあった幼い頃。
    昼なお暗く、まだ点灯していないミラーボールがある地下空間で
    支度中のお姐さんが奥から出てくる時の
    見てはいけないものを覗き見するようなドキドキ感を思い出します。
    2016年07月09日 07:19
  • JUNKO

    さらに20年も前には特殊喫茶というものはなかったのでしょうか。記憶にありません。ピンクのイメージが私の中でも怪しく揺らめきだしました。
    2016年07月09日 08:31
  • イヴママ

    あぁ!こいういのって特殊喫茶っていうんですね。
    初めて知りました。
    うちは特殊じゃないよ~、カフェだよ♪
    でも、ぼんぼちさん表現がうまいから
    色々目に浮かぶようだわ^^
    2016年07月09日 09:04
  • ようこくん

    純喫茶は、単にお酒を出さないという意味だけだと思っていましたが
    もっと奥深い意味があったのですね(汗)
    ぼんぼちぼちぼちさんの表現が上手すぎて
    扉の中の世界が目に浮かびました。

    これから昭和の時代の怪しい喫茶店を見かけたら扉の色に注目しそうです。
    2016年07月09日 10:22
  • ぼんぼちぼちぼち

    みかんさん

    おいおいおい、こっちが耳打ちしてこっそり言ってるんだからさぁ、って内心汗かいちゃいやすよね。
    そう、初めから言わないでおくのが一番(◎o◎)b
    2016年07月09日 10:26
  • ぼんぼちぼちぼち

    Take-Zeeさん

    主に業界内で区別のために使われていた言葉だったので
    特殊喫茶を利用していてもその呼び方を知らないかたも少なくなかったかも知れやせん。
    通常は世間では単に「キッサテン」と呼ばれていたので(◎o◎)b
    2016年07月09日 10:33
  • ぼんぼちぼちぼち

    BERA さん

    そうそう、子供は見ちゃいけない世界を見ちゃったドキドキ感、いつまでも記憶に焼き付きやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 10:35
  • ぼんぼちぼちぼち

    JUNKO さん

    さらに20年前というと、1950年代初頭でやすね。
    その頃はあっしはリアルタイムでは知らないのではっきりしたことは言いきれないのでやすが
    こういう形態の店はあった筈でやすよ。 大正時代のカフェーからの流れなので。
    ただ、特殊喫茶という言い方が、何年に業界で取り決められ何年から使われ始めたかは明確には知りやせん。
    50年代頭だと、お色気を売らない喫茶店もこういった店も 単に「喫茶店」とだけ呼ばれていた可能性が高いのではないかな?と思いやす(◎o◎)b
    2016年07月09日 10:50
  • リンさん

    特殊喫茶というものを初めて知りました。
    間違えて入ってしまう人って、いなかったんでしょうか。
    2016年07月09日 10:51
  • ぼんぼちぼちぼち

    イヴママ さん

    最近のカフェに関しては、通常のカフェではない店が「メイドカフェ」とか「猫カフェ」とか「ネットカフェ」とかって ちゃんと区別できるようにつけてくれているので助かりやすね。
    それらも単に「カフェ」って名乗ってたらまぎらわしくて、通常のカフェが「純カフェ」って名乗らなければならなかったでやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 10:55
  • ぼんぼちぼちぼち

    ようこくんさん

    世の中の多くのかたが間違って認識しておられるようなのでやすが
    純喫茶というのは、お酒を出さない喫茶店という意味ではなく、酒を介して女性のお色気のサービスをしない という意味なんでやす。
    なので、純喫茶には、アルコールメニューがない店もありやすが、ある店もいっぱいありやす。
    喫茶店マニアとして、近いうちに、何故、こういう誤解が流通してしまったか を一つの記事にしようと考えているところでやす(◎o◎)b
    2016年07月09日 11:05
  • ぼんぼちぼちぼち

    リンさんさん

    間違えて入ってしまった人、いっぱいいたと思いやす。
    なので、区別のために、お色気を売らない喫茶店は、「ウチはお色気の喫茶店じゃありませんよー」とアピールするために「純喫茶」と、名乗る必要があったわけでやす(◎o◎)b
    2016年07月09日 11:15
  • rannyan

    前に純喫茶の謂れをぼんぼちさんのブログで知った後、加門七海を読んだら
    ちょうど、その話が出ていました^^;
    特殊喫茶は、どうも特殊という言葉がかえって馴染めなくて、いっそ接待喫茶とか
    いえばいいのに~と思ってしまいます
    まぁ、そこを曖昧にしたいのかもれませんが..
    それにしても山口百恵とちあきなおみは何とあっさり完璧に引退したことか!
    2016年07月09日 12:57
  • 薔薇少女

    団塊世代の私達の青春時代は『同伴喫茶』と云うものが有りました!
    あれも有る意味、【特殊喫茶】と言えるのではないでしょうか?(^ー^; )"~?
    2016年07月09日 13:07
  • johncomeback

    北海道のド田舎に特殊喫茶は存在しませんでした(-_-;)
    2016年07月09日 13:12
  • えーちゃん

    特殊喫茶は、行った事ないけど行ってみたかったニャ(^^;
    ピンク映画出身と言えば、美保純もそうだニャ(^^;
    内藤剛志もそうだよニャ(^^;
    2016年07月09日 14:31
  • ackylacky

    子供のころは喫茶店がいかがわしい場所というイメージがまだ残ってました。
    以前に自転車でよく通った、花街の面影が残る今は寂れた街があるのですが、いかがわしさの名残が感じられて好きでした。
    2016年07月09日 14:58
  • 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

    70年代初頭まで、こんなお店あったのですね。

    私は、75年頃バイトで東京のあちらこちらの夜の街を歩きましたけど、もう、その頃はこうしたお店はなくなっていたように思います。

    そういえば、都内、今は純喫茶もあまり見なくなりましたね。
    2016年07月09日 14:59
  • yoko-minato

    喫茶店、それだけで入ってはいけない
    場所でした。
    出身地にも純喫茶はありましたが入ったこと
    なかったですね~。
    でも卒業式の後、先生が連れて行ってくれました。
    2016年07月09日 15:14
  • ゆきゆき

    純喫茶と言う文字は記憶があります。
    2016年07月09日 16:43
  • lamer

    銀座には7年通いましたが特殊喫茶は知らずじまいでした。
    美人喫茶や日劇の地下にはデストロイヤーなどプロレスラーが来ていた
    喫茶店がありましたが・・・。
    2016年07月09日 16:54
  • sig

    こんにちは。
    とても それ風 な写真ですね。でも、知らずに過ごしてしまいました。
    2016年07月09日 17:12
  • るね

    子供の頃からカフェ即ち喫茶店(いわゆる”純”喫茶の方)と勝手に解釈していたので、戦前に書かれた小説等に登場する「カフェー」という文字に、どことなく退廃的、享楽的な意味合いが含まれていることがあるのが不思議でした。
    が、その疑問がこの年になってやっと氷解しました(^^;)

    ……自分は元特殊喫茶(カフェー)な純喫茶、体験したことはないのですが。
    2016年07月09日 17:36
  • GG233334

    古~~い記憶の片隅に、たしか紫色のガラスのドアがあったような……。見るからにアルコール飲料しか置いてないようなイメージの、喫茶店でした。もしかして、あそこも元特殊喫茶だったのかしらん。とにかくママが美人さんで、ママ目当てのネクタイをしたオッサン達が屯していました。あ、当時あっしは高校生でしたので、いつも奥の薄暗い席に一人寂しく大人し~く座ってましたけど……何か?(笑)
    2016年07月09日 17:55
  • ぼんぼちぼちぼち

    rannyan さん

    そうでやすね。接待喫茶のほうが営業内容が解りやすいでやすよね。
    まぁ、特殊喫茶って、店を営っている側がつけた呼び名じゃないでやすしね。
    そう、ちあきなおみさん、ご主人が亡くなったのを機に 宣言も何もなく引退されてしまいやしたね。
    「朝日のあたる家」のカバーの「朝日楼」は最高でやしたね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:00
  • ぼんぼちぼちぼち

    薔薇少女 さん

    あぁ、同伴喫茶、あっしが二十歳くらいの頃、まだ新宿に遺ってた記憶がありやす。
    そうでやすね。明らかにあれも純喫茶ではないでやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:04
  • ぼんぼちぼちぼち

    johncomeback さん

    うん、ススキノあたりには在ったかも知れないでやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:06
  • ぼんぼちぼちぼち

    えーちゃんさん

    現在活躍されている男性の役者さんにも、ピンク出身のかた 多いみたいでやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:07
  • ぼんぼちぼちぼち

    ackylacky さん

    >花街の面影が残る今は寂れた街
    あっしもそういう街を散策するの好きでやす。
    柱がタイルってことは昔は・・・とか、いろいろ思いを巡らしやす(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:10
  • ぼんぼちぼちぼち

    老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)さん

    そう、70年代も半ばになるとすっかりなくなってやしたね。
    あっしは中学に上がると、放課後や日曜日にいろんな街をふらついてありとあらゆる喫茶店に寄りやしたが
    もぅ特殊喫茶らしき店はどこにもありやせんでやしたね。
    スナックが台頭してきたためというのも大きな理由だと思いやす。

    純喫茶、どんどんなくなりつつありやすね。
    特殊喫茶がなくなれば健全な喫茶店も「純」と冠することなくどういう店か判るようになったので
    特殊喫茶の衰退とともに「純」と冠する喫茶店が出店しなくなったわけでやすもんね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:25
  • ぼんぼちぼちぼち

    yoko-minato さん

    そうそう、喫茶店は酒と煙草を覚えて不良への入り口につながるからダメっていう大人や学校は多かったでやすよね。
    先生が連れて行ってくださったのでやすか。
    いい思い出になりやしたね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:31
  • ぼんぼちぼちぼち

    ゆきゆきさん

    特殊喫茶がなくなって「純」と冠する必要のない時代となっても
    看板は替えずに「純喫茶」のままにし続けてる店ってありやすね。
    1960年代くらいに出来た喫茶店ということだから 貴重な文化遺産でやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:37
  • ぼんぼちぼちぼち

    lamer さん

    あぁ、美人喫茶が流行った時代もあったそうでやすね。
    上野には、元美人喫茶の今はふつーの喫茶店がありやす(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:40
  • ぼんぼちぼちぼち

    sig さん

    付ける画像は、元特殊喫茶だったと思われる店のをほんとに載せてしまったら
    「この店がそうですよー」と言ってるようなものになってしまうので
    あえて全然違う店(西荻窪のサイケデリックな感じのバー)で撮った写真を色調加工しやした。

    sig さんはお酒を召し上がらないから 特殊喫茶にはご縁がなかったのでやしょうね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:45
  • なんだかなぁ〜!! 横 濱男

    1970年代、社会人してましたね。
    田舎に居たので、喫茶店は純喫茶ばかりでしたね。
    この頃、何故・・純喫茶と書いてあるのかが分からなかったです。
    2016年07月09日 18:53
  • ぼんぼちぼちぼち

    るねさん

    疑問が解けて良かったでやす。
    そう、当時のカフェーを今の喫茶店・カフェのイメージという前提で読むと
    「あれっ?」って思いやすよね。
    だから、「たかがカフェーの女給のくせに」というような表現には、そういう蔑みが含まれていたんでやすよね。

    うん、元特殊喫茶の純喫茶、東京の東のほうにたまーに遺っているくらいで、ほんとめったに遭遇できないでやすね(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:54
  • ぼんぼちぼちぼち

    GG233334 さん

    お~、元特殊喫茶の匂いがぷんぷんしやすなぁ!
    GG233334 さんはそのお店で おとなしく何を召し上がってたのかな?
    バイオレットフィズとかかな(◎o◎)b
    2016年07月09日 18:59
  • ぼんぼちぼちぼち

    なんだかなぁ〜!! 横 濱男 さん

    ウチは特殊喫茶じゃない健全な喫茶店ですよ!と一目で判るようにするためだったんでやすよね。
    特殊喫茶は看板に特殊喫茶と書いてあるわけではなく 単に喫茶としか記してなかったので、健全な喫茶店が看板で違いをアピールしたんでやすよね(◎o◎)b
    2016年07月09日 19:05
  • 亀仙人 タカヨシ

    本当にたま~にですけど、お袋とその手の話になります。
    歌舞伎町を出入りしていたんで。
    深くて味わい深く面白いです。
    2016年07月09日 20:18
  • ぼんぼちぼちぼち

    亀仙人 タカヨシ さん

    歌舞伎町には特殊喫茶 多かったでやしょうなぁ。
    ワープできたら、60年代の歌舞伎町をぶらぶら歩いてみたいでやすo(◎o◎)o
    2016年07月09日 20:48
  • ひでぷに

    特殊喫茶と言う言葉、初めて知りました(^_^;)
    学生時代、純喫茶の「純」って何で付くんだろう?って思ってましたが、こういう区別があったんですね~(◎_◎;)
    勉強になりました"φ(・ェ・o)~メモメモ
    2016年07月09日 21:59
  • ゆきち

    昔住んでいた場所近くの繁華街に「同伴喫茶ABC」というのがあって、ガラスは紫色で中は全く見えませんでした^^;
    子供心に、ここは何か違う!という感覚があったのを覚えています。
    2016年07月09日 22:04
  • hirometai

    ぼんぼちぼちぼち様
    こんばんは
    喫茶店にあまり入ったことのない種族でした。
    純喫茶って看板変だなぁと思っていましたが、喫茶店にそんな違いがあったのですね。
    高円寺の西友から長仙寺の方にある喫茶店に昨年入りましたが、雰囲気のある店で、連れ合いが気に入っていました。(^.^)
    2016年07月09日 23:16
  • kiki

    『特殊喫茶』という処があったのだ初めて知りました。
    ぼんぼちぼちぼちさんには、色々なことを教えて頂いています。
    2016年07月09日 23:17
  • 詩人の血

    台本も上手だけど、軽いエッセイも機知が効いていて読んでいて小気味好いですね。いろいろな才能があると、器用貧乏になるから気を付けて!
    2016年07月10日 01:13
  • さる1号

    濃い紫のガラスドアの喫茶店、見た記憶があるなぁ
    子供心に毒々しいとは思っていたけれど特殊喫茶だったんだ
    (特殊喫茶というものの存在は今迄知らなかったです)
    どんなのか、ちょっと覗いてみたかったな^^;
    2016年07月10日 06:29
  • taekozue

    子供の頃の記憶・・
    ずっと心に残っている事や、
    ふとした瞬間に、思い出されることってありますね。

    特殊喫茶という言葉は初めて知りました。
    純喫茶、興味があるうえ、
    ぼんぼちさんの表現が素晴らしいので、
    喫茶店ワールドにさらに惹きこまれました。
    2016年07月10日 09:04
  • きよたん

    ちあきなおみというイメージでなおも
    鮮明に浮かぶ特殊喫茶の風景です
    上手いなあ
    歌舞伎町へのワープ私もしてみたいです
    2016年07月10日 10:59
  • BERA

    朝日楼!浅川マキでしか知らなかった。
    ちあきなおみ、ちょっと掘りたくなりました。
    2016年07月10日 15:35
  • トックリヤシ

    9日、高校のクラス会で李麗仙に会ってきました。
    先日の花園神社の件を伝えましたよ。
    終わりにその方へよろしく言っといてねって。。。
    2016年07月10日 20:31
  • てんてん

    特殊喫茶?知らな~い
    今度連れて行って~^^;
    2016年07月10日 22:33
  • 藤並 海

    特殊喫茶、今回の記事で初めて知りました
    なるほど、それに対する『純喫茶』という名があるんですね

    ご心配おかけしていますが
    順調に回復中です(^^)
    2016年07月10日 23:08
  • よーちゃん

    ちあきなおみという例えが、ぴったりすぎて
    思わずニヤリとしましたー( ̄▽ ̄)
    2016年07月11日 07:11
  • hana2016

    特殊喫茶は知らないけれど・・・。
    純喫茶もピンク映画も久しぶりに目にした言葉です。
    日活ロマンポルノと言うのもありましたよ。
    亡くなられた蟹江敬三さん、昔から好きでずっと出演作を観続けてきた古尾谷雅人さんもあおうでしたね。
    2016年07月11日 08:18
  • 柴犬

    特殊喫茶!知りませんでした(^^ゞ

    今頃で恐縮です~
    2016年07月11日 09:49
  • ぼんぼちぼちぼち

    ひでぷに さん

    そういうことだったんでやすよ。
    「女性のお色気サービスをせずに純然と飲食物を提供してくつろいでいただく店」の純だったのでやすよ(◎o◎)b
    2016年07月11日 10:44
  • ぼんぼちぼちぼち

    ゆきち さん

    子供って、具体的にどういうことをする店かまでは判らなくても
    「何かが違う! ここは子供が覗いちゃいけない世界だ!」ってことはピンと感じやすよね(◎o◎)b
    2016年07月11日 10:46
  • ぼんぼちぼちぼち

    hirometaiさん

    昨年入られたという喫茶店、もしてかして、名曲喫茶のネルケンかな?とても品のいいマダムお一人でやってる。
    高円寺はいい喫茶店が今だに幾つも遺る街でやすが、あのお店、特に好きでやすo(◎o◎)o
    2016年07月11日 10:50
  • ぼんぼちぼちぼち

    kiki さん

    あっしは逆に、あっしの知らないことをみなさんの記事から学ばせていただいてやすf(◎o◎)
    2016年07月11日 10:51
  • ぼんぼちぼちぼち

    詩人の血 さん

    お誉めいただき恐縮でやすf(◎o◎)
    へい、器用貧乏にならないように気をつけやす!
    2016年07月11日 10:53
  • ぼんぼちぼちぼち

    さる1号 さん

    あっしらが小学中学年くらいの時代までぎりぎりあったようで
    営業しているのを実際に見たことは今思い返すと貴重な記憶だったと思いやす。
    あと、ちょうど同じくらいの時代までいてその後ぱたりと見なくなったものに
    「傷痍軍人」がありやす。
    これも後日、ひとつの記事にしようと考えてやす(◎o◎)b
    2016年07月11日 11:00
  • ぼんぼちぼちぼち

    taekozueさん

    そうそう、何かちょっとしたきっかけがあると パーーッと思い出しやすよね。
    純喫茶、興味おありでやすか。マニアとして嬉しいでやす。
    今現在「純喫茶」という看板を出している喫茶店は、つまり60年代くらいにオープンしたということなので
    遺っているのは貴重なんでやすよね。
    街を散策していて見つけたら入りたいと思ってやす(◎o◎)b
    2016年07月11日 11:05
  • ぼんぼちぼちぼち

    きよたん さん

    ここは具体的に、誰でも知ってる有名人を挙げるのがイメージが鮮明になっていいかな と思い、こう書きやした。
    お誉めいただけ恐縮でやすf(◎o◎)
    2016年07月11日 11:09
  • ぼんぼちぼちぼち

    BERA さん

    ちあきなおみさんの朝日楼、演劇ちっくな表現で感動しやす!
    ゆーちゅーぶで聴けるので、是非 聴かれてみてくだされ(◎o◎6~♪
    2016年07月11日 11:11
  • ぼんぼちぼちぼち

    トックリヤシ さん

    同窓会があったのでやすね!
    あっしのようなどこの馬の骨とも判らんブロガーのことを麗仙さんに気にかけていただけたなんて 恐縮でやす・ぺこりっ
    2016年07月11日 11:16
  • ぼんぼちぼちぼち

    てんてん さん

    60年代にワープできる術を身に付けたら、是非とも連れて行って差し上げやすo(◎o◎)o
    2016年07月11日 11:17
  • ぼんぼちぼちぼち

    藤並 海 さん

    そうだったんでやす。
    最初はどちらも単に「喫茶店」と看板を出していたんでやすが
    紛らわしすぎるとのことで、純粋に飲食を楽しんでもらう店は「純」と冠したんでやす。

    順調にご回復、何よりでやす(◎o◎)
    2016年07月11日 11:21
  • ぼんぼちぼちぼち

    よーちゃん さん

    園まりや奥村チヨもそれっぽいけど、やっぱちあきなおみだよなー と(◎o◎)b
    2016年07月11日 11:23
  • ぼんぼちぼちぼち

    hana2016 さん

    日活ロマンポルノ、ありやしたね。
    最近はラピュタ阿佐ヶ谷のようなふつーの映画館で上映されてやすね。
    蟹江敬三さん、古尾谷雅人さんもそうだったのでやすね(◎o◎)b
    2016年07月11日 11:25
  • ぼんぼちぼちぼち

    柴犬

    主に業界内やお役所で使われていた言葉だったので、巷ではあまり流通してなかったようでやす。
    巷では、特殊喫茶は単に喫茶店、純喫茶は純喫茶、と呼び分けられていたようでやす(◎o◎)b
    2016年07月11日 11:30
  • hypo

    特殊喫茶ですか…恥ずかしながら僕も初めて知りました、同伴喫茶は知っていましたが……。
    何時もながらの文章力、あっという間にぼんぼちぼちぼちワールドに引き込まれてしまいました。
    2016年07月11日 14:06
  • GG233334

    ぼんぼちさま、あっしが高校生のときの話ですからアルコールはアウト!です。「アイミー、ガム抜きで。あ!あと、ショートホープとマッチください」が毎度の台詞でした。(笑)ママは『ベルベル』というヒトによく似た美人さんでした。
    そうそう、この記事で想いだしたんでやすが、『テレフォン喫茶』によく行きましたよ。なんせ携帯電話なんてありませんでしたからね。
    傷痍軍人のお話、ぼんぼちさんの目を通すとどうなるのか、今から興味津々でやす!
    2016年07月11日 14:52
  • ぼんぼちぼちぼち

    hypo さん

    同伴喫茶は、80年代くらいになってもありやしたもんね。
    特殊喫茶は、スナックの台頭もあっていっきに衰退していったのだと思いやす。
    あっし自身、なかなか気に入っているエッセイなので、お誉めいただけ光栄でやす・ぺこりっ
    2016年07月11日 20:12
  • ぼんぼちぼちぼち

    GG233334 さん

    アイミーにショートホープでやすか・笑
    そのギャップが何ともいえやしぇん(◎o◎)
    あぁ、そうそう、テレフォン喫茶というのも一時流行ったようでやすね。70年代でやすね。
    傷痍軍人の話、あっしなりにちぃと温めてやす。
    2016年07月11日 20:16
  • rappi

    いままで特殊喫茶、入ったことないです。
    間違えたことがないので、やはりそういう雰囲気を
    はなっているのですね。^^
    2016年07月11日 20:39
  • 太陽の玉子

    ちあきなおみのしな・・わかりやすいだすな(^O^)/
    2016年07月11日 21:01
  • ぼんぼちぼちぼち

    rappi さん

    子供心にも「なんか妖しい雰囲気~」って思いやしたね(◎o◎)b
    2016年07月11日 21:32
  • ぼんぼちぼちぼち

    太陽の玉子 さん

    やっぱこの表現だよな~って 迷わず思いやした(◎o◎)b
    2016年07月11日 21:33
  • ニッキー

    そっかぁ、こういうのは特殊喫茶って言うんですねぇ(@_@;)
    ぼんぼちぼちぼちさんの想像しやすい表現で隠微で妖艶な世界をこっそり覗いた気持になりました^^
    2016年07月11日 21:47
  • ぼんぼちぼちぼち

    ニッキーさん

    昔の水商売の世界って、今みたいにあっけらかんとしてなかったんでやすよね。
    あ、そうそう、最近の「お水」に相当するスラングは「商売女」って言ってやしたね(◎o◎)b
    2016年07月11日 22:06
  • hatsune

    お父様、焦ったでしょうね。
    間違えてドアを開ける女性のお客さんもいたかもしれないですね。
    私は「マッサージ」と書いてあるお店は、女性が行ってもいいお店かどうか
    迷うことがあります(^^;
    2016年07月12日 00:01
  • moz

    純喫茶って、もしかして特殊喫茶があるからの名前なのでしょうか? そんなことも全然知りませんでした。
    子供の頃って喫茶店には入ってはいけないって言われてただけでした。 ^^;
    なるほど、この年で真実を ^^;
    2016年07月12日 05:56
  • ぼんぼちぼちぼち

    hatsune さん

    へい、父焦ったと思いやす。
    あっしが駆けだしてドアを開けなくてまだ良かったでやす。

    そうそう、今の時代紛らわしいのはマッサージ店でやすよね。
    純粋にマッサージをしてくれる女性も行ける店は、それこそ「純マッサージ」と看板に出しててくれると判り易いのに・・・でやすね(◎o◎)b
    2016年07月12日 19:59
  • ぼんぼちぼちぼち

    moz さん

    そうなんでやす。
    最初はどちらも単に「喫茶店」と呼ばれていたのでやすが あまりに紛らわしいので
    それぞれがこう呼び分けられるようになりやした。
    純喫茶は看板に「純喫茶」と出すことでアピールしやしたが
    特殊喫茶は相変わらず「喫茶」とだけ出し
    記事にも書いたように女性がドアの所に立っていたりして、
    そういう店であることをアピールしていたようでやす。
    70年くらいから特殊喫茶は衰退し、なくなってゆきやしたから
    同時に、健全な喫茶店が「純」と冠する必要もなくなったわけでやす。
    なので、特殊喫茶がなくなってからの時代にできた喫茶店は、
    「純」と冠してないわけでやす(◎o◎)b
    2016年07月12日 20:11
  • 風来鶏

    昔良く行っていた「寺珈屋(てらこや)」という純喫茶では、カフェオレを注文すると、マスターが高く持ち上げたミルクとコーヒーをカップに注ぐというパフォーマンスを見せてくれるそうですが、私は未だ注文したことがありません(^^;;
    2000年の暮れに、この店で3歳年上の女友達から「私、離婚したんだ」と打ち明けられた時、かなり動揺したのを憶えています(ーー;)
    2016年07月12日 20:34
  • そらへい

    田舎なので、喫茶店そのものが
    どこか特殊喫茶の趣を供えていて
    高校時代も遠巻きにそのお店の暗いガラスの入り口を
    横目で見ていたのですが
    何のことはない
    卒業したら先生がいとも簡単に
    私たちを連れてその暗いガラスの入り口を潜ってしまいました。
    2016年07月12日 21:23
  • ぼんぼちぼちぼち

    風来鶏 さん

    ちょっと悲しい思い出の喫茶店なのでやすね。
    寺珈屋という店名もいいでやすね。
    カフェオレのそのパフォーマンス、先日行った大森の「ルアン」という店でもやってやした。
    パフォーマンスそのものを観るのも楽しいし、空気が内包されて柔らかな味になるし、フォームが立ってフタの役割をし 冷めにくくなる、という一石三鳥の注ぎ方でやすね(◎o◎)b
    2016年07月13日 11:01
  • ぼんぼちぼちぼち

    そらへいさん

    在学中にこっそり入ったことはなかったのでやすね。
    ともあれ、いい先生でやすね。その先生は行きつけだったのかな?
    2016年07月13日 11:05
  • koto

    今ならわかる、ちあきなおみの妖婉さ。
    父はなんであんな人を好きなんだろうと思ってた。
    2016年07月15日 08:42
  • ぼんぼちぼちぼち

    koto さん

    子供には解らないでやすよね。
    あっしも何年か前にゆーちゅーぶで聴いてみて、初めて「なんて素晴らし表現者なんだろう!」と思いやした。
    引退なさってしまって残念でやす(◎o◎)b
    2016年07月15日 10:56
  • vivian

    特殊喫茶という言葉を私も初めて知りましたが
    どこまでいかがわしい感じなのかまでは
    解りませんでした(>_<)
    2016年07月20日 11:49

この記事へのトラックバック