6月27日(月)
唐十郎氏の劇団と姉妹劇団という関係にある 金守珍氏率いる新宿梁山泊の公演「新二都物語」を 新宿花園神社境内に張られたテント小屋---通称紫テントに観に行く。
楽日ということもあってか、紫テントは 階段部分通路に補助席を設けるほどの飽和状態。
台本は唐十郎氏、主演は唐氏のご子息である大鶴義丹氏。
唐氏のところで看板だった大久保鷹氏や下北沢で幾つもの劇場を経営する本田一夫氏も 出演される。
60年代アングラの世界を崩したり発展形にしたりせずに なおかつ現代(いま)のテムポで もったりさせずに押し切る金氏の演出力は流石。
水を使った壮大な装置が圧巻で、演劇が演劇である事の意義を実感する。
----カーテンコール
元唐氏夫人の李麗仙氏が客席に来ておられ、観客一同に挨拶をしてくださる。
公演終了後、客出しが了るや、客席桟敷部分にビールやつまみが置かれ、打ち上げ会場となる。
麗仙氏の乾杯の音頭で、和やかに歓談し 飲み食う。
金氏がキャスト・スタッフのかたがたに ねぎらいの言葉と共に大入り袋を配る。
笑顔で受け取り 一言づつ感慨を述べるキャスト・スタッフ。
それが了ると 金氏は、麗仙氏に感謝の言を向けた。
唐氏の初期作品「腰巻お仙」にまつわる話 義丹氏の幼い頃の話など、麗仙氏は、貴重な昔話を幾つもしてくださった。
帰り際----
義丹氏と簡単な挨拶を交す。
義丹氏は非常に謙虚で礼儀正しく 好感の持てる人物だった。
紫テントを出、ネオン溢れる新宿の街を駅へと向かう。
非日常の高揚感と生きるエネルギーと人間の温もりを頂けた 有意義な一夜だった。
この記事へのコメント
Take-Zee
文化的な生活ですね。
こういった鑑賞や音楽会など無縁の人生に
なってしまいました。
てんてん
打ち上げ良い雰囲気ですね
その中に入りたい♪
ぼんぼちぼちぼち
へい、ライヴや芝居は時々行きたいと考えてやす。
非日常の空間に身を置くことの有意義さを今回も改めて実感しやした(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
とても和やかでいい雰囲気の打ち上げでやした。
やはり主宰者の金さんのお人柄によるところも大きいのだろうな と参加しながら思いやした(◎o◎)b
ニッキー
マメ三
随分ご無沙汰してすみません、
「これでもかこれでもか」と熊本には災難続きで、
今ようやく一息つけそうです。
lequiche
花園神社というのはいいですね。
紫テントというのは知りませんでしたが、
中のつくりは随分観やすい設置がされているようで
次に公演があったら観てみたいと思いました。
熱き時代の新宿とぼんぼちさんが
シンクロしているように感じます。(^^)
johncomeback
ぼんぼちぼちぼち
仰るとおり、テント内での打ち上げはそのままの空気が漂っていて最高にいい感じでやした!
金さんが、酒のボトルをマイクに見立ててキャスト・スタッフに向け
向けられたほうも あたかもマイクのように口元に持ってしゃべっておられたのも ユーモラスで楽しかったでやす(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
そうでやすよね。地震の次は水害と、大変なことばかりでやしたね。
一息つけそうでやすか。良かったでやす。
早く完全復興となることを陰ながら祈ってやす。
とし@黒猫
キャストさん、スタッフさんの話が直接聞けて、よかったですね。
ぼんぼちぼちぼち
花園神社にテントを張っての公演は、趣あっていいでやすよ。
境内に足を踏み入れた時点で 異空間へ迷い込んだ!という感じで。
そう、梁山泊は紫テントなんでやす。
ちなみに唐さんは赤テントで、佐藤信さんが黒テントでやすね。
うん、60年代文化好きでやすね。
生まれてはいたものの幼すぎてリアルタイムで体感できなかったのが悔しいでやす。
演劇のみならず、音楽でもファッションでも、あっしが思春期・青春期だった70年代80年代って、ほんとにつまらない時代でやした。
もちっと早く生まれたかったなぁ(◎o◎)
ぼんぼちぼちぼち
映画も演劇も、お若い頃は行かれてても最近行かなくなったというかた 多いようでやすね。
こういうのも習慣で、一旦途切れてしまうとそれっきりになってしまうようでやすね(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
へい、貴重なお話がたくさん聴けて良かったでやす。
同時に、素の人となりを垣間見ることができたのも嬉しかったでやす(◎o◎)b
トックリヤシ
テント小屋、今でもやっているんですね~、懐かしい・・・・
唐十郎さんも来た、そして李麗仙も・・・?
というのも李麗仙とは高校の同級生だったもので・・・
ラック
そう言えば70年、80年代はチャラチャラした世相だったかも知れませんのでぼんぼちぼちぼちさんの感性には合わなかったでしょうね~
amaguri
ちんぐるま
ですね~
そらへい
アングラ劇を見に行ったことがありますね。
もうタイトルも劇団名も忘れてしまいましたが
小さな小屋のような舞台で
観客席と舞台が一体化した作りだったと思います。
当時の熱気のかけらを体験しに行ったのだと思います。
向日葵
漂っていますよ。
初めてのオフ会の会場も「そういう感じ」でしたし、
花園神社でのお芝居などを観に行かれるのも。。
打ち上げにも参加なされたのですね。
どう希望してもそうそう「参加出来るもの」では無いでしょう
から、やはりぼんぼちさんは「こういう世界」に
「縁がある」のでしょう。。
きよたん
今は皆 感情の吹き出しは無いようなごとく
ですね
ポスターも60年代の香りがします
昨日私も新宿のコンサートに行ってきました。
rappi
新宿は学生時代にでかけていましたが、
演劇は観に行く機会はなかったです。^^;
えーちゃん
BERA
ぴあ片手のおのぼりさんがはしごした中の一本が、新宿梁山泊。
暗闇でうごめく得体のしれない虫を見るような、
生々しくも幻想的な芝居でした。
ぼんぼちさんのブログには、
いつもあの頃の感覚をつんつんされる気がします。
よーちゃん
解放感いっぱいの空気が好きですー( ̄▽ ̄)
ぼんぼちぼちぼち
李麗仙さんと同級生でいらしたのでやすね。
麗仙さん、どんな女学生だったのかな?
この日は、唐さんはいらしてなかったでやす。
おそらく他の日に観にいらしてたのではないかな?
以前他の作品が上演されたときは、あっしの斜前に座っておられやした(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
そうそう、70年80年代って、ファッションも音楽も、企業が作った薄っぺらい型の中でふわふわ遊ばされてたみたいな 文化的には最低の時代でやした。
90年代に入ると、またちょっと面白くなってくるんでやすけどね(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
へい、それまで舞台に立っていた若手の役者さん達が、メイクもそのままにビールやつまみを配ってくださって
まさに余韻たっぷりでやした(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
へい、あっしもブログを始めてからは余暇の時間は主にこっちに使うようになって
以前ほどひんぱんに芝居を観に行かなくなってしまったのでやすが
やっぱ時々は観に行って、非日常に身を置きたいよなーと改めて思いやした(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
そうでやすか、アングラ観に行かれたことありやすか。
やはりアングラは、既成の劇場よりも手造りの小屋でのほうが 体感性が強くて雰囲気出やすよね(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
へい、ちょっとしたご縁があって あっしのような者も打ち上げに参加させていただけやした。
あっしに60年代の雰囲気を感じていただけたとは 嬉しいでやすのぅ。
音楽もファッションも、自分の思春期・青春期に流行ったものは当時も今もまったく受け入れられなくて
50年代60年代が大好きでやすo(◎o◎)o
ぼんぼちぼちぼち
あっしももうちっと早く生まれて「街全体が劇場だった」60年代文化をリアルに体感したかったでやす。
ポスターは今回も宇野亜喜良さんでやす。
宇野さんのデザイン、妖しい雰囲気でいいでやすよね~
コンサート、どんなジャンルを聴きに行かれたのかな?
ぼんぼちぼちぼち
そうでやしたか。
新宿、あちこち随分新しくなってしまいやしたが、思い出横丁や要通りの辺りは
昔の匂いが残ってていいでやすね。
いつまでも遺り続けてほしい一角でやす(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
和やかで楽しく そして実に有意義なひとときでやした(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
梁山泊 観に行かれたことあるのでやすね!
>暗闇でうごめく得体のしれない虫を見るような、生々しくも幻想的な
そうそう、まさにそういう表現がぴったりでやすよね。
あっしは60年代大好きなので、演劇にかぎらず これからもしばしばあの時代にまつわる記事を書こうと考えてやす(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
そうそう、あのわくわく感は何とも言えないでやすよね~
打ち上げなるものに参加したのは久しぶりだったので 新鮮でやした(◎o◎)b
リンさん
素晴らしいですね。
きっとすごくいい雰囲気なんでしょうね。
majyo
役者さんたちとの交流はうらやましいです
テント、いつか行きたいです。
xie
先週退院し,おかげさまで順調です!
芝居 すごく興味があります!
観てみたいのですが,どの芝居を???という感じで
きっかけをつかめずにいます^^;
ぼんぼちぼちぼち
借りてる劇場ではこういうことはできないでやすもんね。
手造りのテント小屋は、造る側は大変でやしょうけれど、趣あって自由度高くて 利点もいっぱいでやす(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
へい、特に主宰者の金守珍さんは、あっしの大好きな映画「鉄男Ⅱ」(塚本晋也監督作品)にも出演されているので
そういった点からも感慨深いものがありやした。
紫テント、いつかご覧になってくだされ(◎o◎)/
ぼんぼちぼちぼち
順調で何よりでやす!
どの芝居を観るか、見当がつかれなかったら
興味のある役者さんが出ている とか 原作が読んだことある小説 とか
そういうとっかかりではいかがでやせう?
土芽
ぼんぼちぼちぼち
どのキャストさんもスタッフさんも 心から演劇を劇団を愛しておられるのがひしと感じられやした。
演劇・映画鑑賞を趣味とする者として そういう感情に接することができてほんとに嬉しかったでやす(◎o◎)b
美美
改めて違う場所で~よりも良いのかもしれませんね。
成功の余韻に酔いしれながら^^
ぼんぼちぼちぼち
大がかりな装置は危険なことも多いと思うのでやすが、
事故もなく無事に楽日を迎えられてほんとに良かったと
観客の一人として改めて拍手を送りたい気持ちでやす(◎o◎)
アールグレイ
大鶴義丹さんやそのお母様とも挨拶などされたのですか。
すごいですね。
その場の雰囲気が伝わってきます^^
saia
あ、8月にミュージカルを観に行く予定はありました♪
そう言えば、山田孝之さんと佐藤健くんと共演の映画がまたあるようですよ!
10月に公開の「何者」と言う映画だそうです♪
ぼんぼちぼちぼち
お母様はちょうど後ろを向いて他のかたとお話しておられたので 残念ながら帰りのご挨拶は出来やせんでやした。
義丹さんは、背もお高くて お姿からして舞台映えするなぁと思いやした。
そしてつくづくお顔がお母様似だなぁ と(◎o◎)b
ぼんぼちぼちぼち
8月のミュージカル 楽しんでこられてくださいねでやす!
何という演目を観られるのかな?
「何者」、必ず観に行きやすよん!
山田さんの出演映画とあらば必ずや!
佐藤健さんもまだお若いのに巧い役者さんでやすもんね。
楽しみでやすo(◎o◎)o
sig
ぼんぼちぼちぼち
新宿梁山泊、一番お好きでやしたか!
50~60年代、あっしもリアルタイムで体感したかったでやすよ。
熱い時代のエネルギーを肌でひしと感じたかった!